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シロチョウ

▲ニヌスカザリシロチョウ(Delias ninus)。擬態のモデルになっていることなどから、毒蝶なのではないかと言われている。 (2007年12月26日 Mt. Jasar, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)


▲ピロノメマネシシロチョウ(Prioneris philonome)。上の写真のようなカザリシロチョウの仲間(Delias)に擬態しているのではないかと言われているが、同じ科に属するチョウ同士で擬態されても、元々の形質自体が似たようなものなのだから、擬態という言葉が何となくしっくりこない。また、カラシ油配糖体(苦味・辛味成分)をもつフウチョウソウ科の植物(アブラナ科に近縁)を食草にしていることを考えると、毒は持たないにしても不味いチョウであることが予想され、模倣擬態というよりは相互擬態に近いのではないかと思う。 (2007年12月28日 Kinta Highland, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)


▲ツマベニチョウ(Hebomoia glaucippe)とキチョウの仲間。おそらくシムラトリクスキチョウ(Eurema simulatrix)。2タイプいるが、これは乾季型と雨季型なのだろうか。 (2007年12月29日 Kinta Highland, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)
ワモンチョウ

▲川辺で吸水するメスキワモン(Amathuxidia amythaon)のオス。翅表は青紫色に輝くのだが、殆ど翅を開かない。ワモンチョウの仲間は、日本でいうところのオオヒカゲのような生態をしていて、とても敏捷。少しおどかしただけでも、すぐ藪の陰へと姿を消してしまう。 (2007年12月27日 Kinta Highland, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)


▲樹液の下に落ちていた、ワモンチョウの仲間のオスの死骸。 (2007年12月27日 Kinta Highland, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)

前回の記事に、写真を1枚追加掲載しました。
スソビキアゲハ2種

▲濡れた地面で吸水するアオスソビキアゲハ(Lamproptera meges)。しきりにポンピング(吸いこんだ水をすぐに尾端から排水する行動)していて、その水鉄砲のごとき排水の勢いに感動したけれど、写真には写っていなくてガッカリした。 (2007年12月28日 Kinta Highland, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)


▲シロスソビキアゲハ(Lamproptera curius)。奥にはアオスソビキアゲハ(L. meges)も見える。シロスソビキアゲハとアオスソビキアゲハは、一緒になって吸水集団を形成していた。 (2007年12月28日 Kinta Highland, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)


▲[1/22追記]父が撮影した、アオスソビキアゲハ(L. meges)のポンピング行動。尾端から勢いよく排水されているのが分かる。 (2007年12月27日 Kinta Highland, Malaysia RICOH GR DIGITAL)

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<<お知らせ>>

 チョウ類保全シンポジウムは、2007年1月に岐阜県で初めて開催されました。チョウをシンボルとして地域の自然環境を考える場として、今後、全国各地での開催が予定されています。
 第2回チョウ類保全シンポジウムが、下記のとおり開催されます。



 日高敏隆氏(京都精華大学客員教授・京都大学名誉教授)と、海野和男氏(昆虫写真家・日本自然科学写真協会副会長)による特別講演「チョウと親しみ、自然を守ることも」も行われます。

◆チョウ類保全シンポジウム−ギフチョウ・ヒメギフチョウ−
◆日時:2008年2月10日(日)10:00〜16:30
◆場所:群馬県渋川市民会館
◆主催:特定非営利活動法人(NPO法人)日本チョウ類保全協会
◆共催:群馬昆虫学会・赤城姫を愛する集まり
◆後援:群馬県教育委員会・渋川市教育委員会・(財)日本自然保護協会・日本鱗翅学会
◆参加費:無料(どなたでも参加することができます)

※シンポジウムへの参加申し込み、当日のプログラムなど、詳細は、こちらの案内(PDFファイル)をご参照下さい。
※主催者の日本チョウ類保全協会については、協会Webサイトをご参照下さい。どなたでも入会することができます。
※会場の群馬県渋川市民会館については、会館ホームページをご参照下さい。

Graphium(アオスジアゲハの仲間)

▲左から、エベモンタイマイ(Graphium evemon)、デレッセルティマダラタイマイ(G. delesserti)、バティクレスタイマイ(G. bathycles)。G. delessertiはアオスジアゲハと同じGraphium属に属しながらオオゴマダラの仲間に擬態している。 (2007年12月27日 Kinta Highland, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)


▲コモンタイマイ Graphium agamemnon。とにかく飛ぶのが速くて、他の蝶と同じセッティングで飛翔写真を撮ったら大きくブレてしまった。 (2007年12月29日 Kinta Highland, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)


▲日本でお馴染みのアオスジアゲハ(Graphium sarpedon)もいる。 (2007年12月27日 Kinta Highland, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)


▲オナガタイマイ♂(Graphium antiphates)と、Appias lalassis。 (2007年12月28日 Kinta Highland, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)


▲オナガタイマイ♀(Graphium antiphates)。Graphiumには、オスが普通種でもメスは珍品、という種が結構あったと思うけれど、この種はどうなのだろう。 (2007年12月29日 Kinta Highland, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)
マネシアゲハ
Chilasa paradoxaは、憧れの蝶でした。
世界中のマネシアゲハの中でもトップクラスを誇る(と思う)美しさ、擬態の完成度・意外性、どこをとっても素晴らしい!
とはいえ、標本でもそれなりの値段が付く蝶なので、おそらく見るのは無理だろうと思っていました。(東南アジアの蝶は、現地の人件費が安いため希少価値に対して標本の取引価格が安く、たかが500円程度で取引される蝶を見つけることすら、そう簡単ではないんです。)
まして、沢山飛んでいるEuploea(ツマムラサキマダラの仲間)の中から、これだけ似た蝶をちゃんと区別して見つけ出す自信もありませんでした。

地面にとまって吸水しているのを遠目に見た時は、ただのEuploeaだと思いました。完全に騙されてます。
でも、撮影しようとして刺激してしまい飛ばれたとき、何となく違和感を覚えました。
(微妙に飛び方が変だし、翅形が直線的だったような・・・?)
とまってくれるのを待ち、改めて確認してみると・・・やっぱり!!


▲口吻を伸ばしながら飛ぶオオムラサキマネシアゲハ(Chilasa paradoxa)。ツマムラサキマダラの仲間に擬態している。飛び方まで似せていて、アゲハのくせにゆらゆらゆっくりと飛ぶ。 (2007年12月29日 Kinta Highland, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)


▲オオムラサキマネシアゲハ(C. paradoxa)のオス (2007年12月29日 Kinta Highland, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)


▲オオムラサキマネシアゲハ(C. paradoxa)♂の吸水 (2007年12月28日 Kinta Highland, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)

※私信にて同定ミスの指摘を頂き、過去の記事を一部訂正いたしました。
1月14日の記事 リュウキュウアサギマダラ(Ideopsis similis) → I. vulgaris
1月10日の記事 Euthalia monina のメス → オス
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