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セスジスカシバ
 昨日今日と秋田県で開催された東北インセクトフォーラムに参加してきました。東北の虫屋さんたちと様々な情報交換ができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。でも同世代の虫屋さんが1人もいなかったのは少し残念。そうそう、今回は「その他」の分科会(チョウ、甲虫、その他の3分野がある)に参加しました。でも、プロフィール的にはまだ蝶屋のつもりです。多分。
 会場で見せていただいた秋田のウメヅさんの標本に、僕の見たことのないスカシバガが4種も入っていて衝撃を受けました。そのうち1種か2種は北東北に正式な記録がまだ無いんじゃないかと思います。青森でも探してみなくては。
 帰りにイチタさんがセスジスカシバのメスを見つけました。見慣れた種だし、やや汚損した個体ではありましたが、それでもやっぱり良い虫は良い虫です。




セスジスカシバ♀と食餌植物のクマイチゴ ― 2009年09月27日 青森県黒石市
オナガアゲハの脱皮

脱皮直前の4齢幼虫。終齢幼虫の模様や頭部が透けて見えている。 ― 2009年09月20日 青森県深浦町








これで脱皮完了。最後は左右に体をくねらせて皮を脱ぐ。 ― 2009年09月20日 青森県深浦町
お知らせとヤマトシジミの斑紋異常
 23日の大手町インセクトフェアに参加するため明日上京します。今年はどんな方とお会いできるか、とても楽しみです。フェアでは会場内を隈なく回るつもりですが、ゼフィルス研究会のブースに座っていることも多いと思います。痩せた黒縁眼鏡の大学生が座っていたら、多分それです。
 それから、フェア当日23日発売の月刊むし10月号に僕のスカシバガの記事が載っています。ちなみに僕の記事のお隣は断虫亭日乗の丸山さんによるシカゴ採集誌。というわけで以上、お知らせでした。

 さて、このブログの読者にはご存知の方も多いと思いますが、深浦では北上侵入後の数年間だけ、ヤマトシジミの斑紋異常が高確率で出現した時期がありました。低温処理実験によって似たタイプの斑紋異常個体が得られるため、当時は低温のために生じている異常なのではないかと囁かれたのですが、4〜5年前を境に異常型の出現はぱたりと止み、いわゆる普通型しか見つからなくなってしまいました。異常の多発していた頃は盛夏期にも異常個体が出現していたし、やはり当時の現象には遺伝的要因が多かれ少なかれ絡んでいたのかもしれません。
 ところで当時見られた斑紋異常の多くは、中央黒点列が”外側に”向かって流れるタイプ。今回の個体はそれとは異なり、中央黒点列が”内側に”流れています。こうした内側流れタイプは当時ごく僅かしか得られていません。しかし、我が家で低温処理実験を試みた際に羽化したのは、このタイプ(と黒点列が消失するタイプ)ばかりでした。


斑紋異常のメス。前翅の中央黒点列が内側に流れている。 ― 2009年09月20日 青森県深浦町
ヤマトシジミ
 さきほど画像の取り込み中にコンパクトフラッシュが不具合を起こし、ファイルを読み込めなくなってしまいました。これはマズイ。仕方がないのでファイル復元ソフトで画像ファイルの復旧を試みます。
 この手の不具合が初めてでない僕に死角はなかった!!といきたいところだったのですが、ファイルの復元自体は着実に進んでいるものの、時間がとにかくかかるかかる。ファイルやメディアの大容量化に僕のパソコンが追いつけていません。結局、ひとしきり復元し終わった頃には日付が変わってしまっていました。


低温期型の青いメス ― 2009年09月20日 青森県深浦町


オス ― 2009年09月20日 青森県深浦町
オナガアゲハ
 秋の気配漂う黄色葉のカラスザンショウに様々なアゲハチョウ類の幼虫がついていました。深浦で今最も幅を利かせている北上種クロアゲハはもちろん、カラスアゲハやミヤマカラスアゲハ、オナガアゲハまで。オナガアゲハに関してはそれほどカラスザンショウを好むとも思いにくいのですが、この木に限っては立地条件が優れているのかも知れません。良い具合に光と影が交錯する場所に生ているし、すぐ近くにアザミの群落もあります。


4齢幼虫。ぬめりとした質感と尾端の広い白色部が特徴的。 ― 2009年09月20日 青森県深浦町


終齢幼虫 ― 2009年09月20日 青森県深浦町
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