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コカマキリ
 コカマキリが上手く周囲に溶け込んで歩いていたから、あえてあまり目立たないように写してみた。もっと格好良く、もっと目立たないように写したかったけれど、思うような写真には仕上げられなかったのが残念・・・。昆虫写真にとって大切なのは、美しく仕上げることよりも、その虫の凄さ・魅力を引き立てることだと思う。デジカメの性能が良くなって簡単に綺麗な写真が撮れるようになったけれど、今も昔も虫の魅力を引き出すのがカメラの性能なんかではなく撮影者の感性だということに変わりはないし、そういう写真を上手く撮れる人に憧れる。このシチュエーションでも、例えばコンパクトデジカメで広角接写したりマクロレンズで頭部や前脚の模様をアップにしたりすれば、もっとずっと綺麗でインパクトのある写真が撮れたのかもしれない。でも、そんな写真は世の中にありふれている。

 ところで、ここ数日でサイトの模様替えをした。一応チョウのサイトを名乗っている都合上若干の後ろめたさがあったけれど、セスジスカシバの画像をトップにしてみた。試験的に、低確率でセスジスカシバの画像上にちょっとしたメッセージが表示されるよう設定してみたから、そっちの方もチェックしてみて欲しい。(でも、大した内容ではないから見た人はがっかりすると思う。)


▲コカマキリ。ヤマトシジミやクロアゲハ、ショウリョウバッタに並ぶ北上侵入種だが、深浦ではもう完全に定着している。 ―2008年10月13日 青森県深浦町
ナラタケ
 一昨日のキノコ狩りではナラタケが沢山採れた。津軽の人は、ナラタケのことをサモダシと呼ぶ。ついでに紹介すると、ハナイグチはラクヨウ、クリタケはアカツブレ、シモフリシメジはナラノキシメジ(あるいはギンタケ)と呼ばれていて、店でもこういった地方名で売られることが多い。ただ、僕は純粋な津軽人で、大学では(青森県出身者からでさえも)訛りがひどいとよく注意されるけれど、ラクヨウやアカツブレといった呼び方はイマイチしっくりこない。
 ところで、ナラタケの仲間は細分されていて、もともとナラタケ1種として扱われていたものが今ではいくつかの種に分けられているらしい。写真のキノコはナラタケそのものかなと思うけれど、種レベルの同定にはあまり、というか、正直全く自信が無い。もっとも、従来1つの種として扱われていただけあって、誤同定したところで食べる分には何の問題も無い。



▲ナラタケ。キノコ汁にすると、ポリポリとした食感がとても良い。 ―2008年10月25日 青森県青森市


▲クリタケ ―2008年10月25日 青森県青森市


▲シモフリシメジ。まとまって生えるから、1本見つけると次々に見つかる。 ―2008年10月25日 青森県青森市
ネアカオオキバハネカクシ
 今日もキノコ狩りに行った。採ってきたキノコを選別していると、父がクリタケに付いているオオキバハネカクシの仲間を見つけた。どうやらネアカオオキバハネカクシという種らしい。体長は1cmほどなのだけれど、なかなか綺麗でカッコいい。さっそく部屋で撮影して(日中に撮影したキノコの写真よりも先に)ブログにアップした。



▲ネアカオオキバハネカクシ ―2008年10月25日 青森県青森市にて採集


▲アズマオオズアリ ―2008年10月25日 青森県青森市にて採集
ホンシメジ
 僕の一番好きなキノコが、このホンシメジ。とにかく美味しい。「香り松茸、味しめじ」と言うけれど、この“しめじ”というのはシメジの仲間一般のことではなく、ホンシメジのことを指しているらしい。一昔前まで、栽培ブナシメジが「本しめじ」という名前で流通していたけれど、ホンシメジとブナシメジとでは格が天と地ほども違う。




▲ホンシメジ ―2008年10月18日 青森県青森市

 クリタケは幼菌のうちが美味しいと思う。見た目にも幼菌の方が可愛いし綺麗。そういえば、この前原木栽培のクリタケが売られていて驚いた。クリタケの需要なんてたかが知れてると思うのだけど・・・。


▲クリタケの幼菌 ―2008年10月18日 青森県青森市
アオスジアゲハ越冬蛹
 まだブログには書いていない、というか、僕が入院したせいで書くタイミングを逃したのだけれど、今年も深浦でアオスジアゲハが発生していた。1化目の目撃情報も聞いているから、越冬に成功したのだと考えてまず間違いないと思う。2化目の成虫は多数確認していて、父は(僕の入院中にも関わらず)何度も通いつめて撮影していた。その写真はシーズンオフに載せるつもり。
 さて、深浦のアオスジアゲハだけれど、深浦のタブノキは限られた場所に少し生えているだけだから、気候問題を抜きにしても大きな個体群にはなり得ないと思う。その上、越冬蛹の生存率は、少なくとも従来の北限程度には低いだろうから、春型の個体数はかなり限られるはず。もしかしたら片手で数えられる程度の個体数になるかもしれない。そのとき運悪く性比が偏ってしまったりなんかしたら、簡単に滅びると思う。他の北上侵入種(クロアゲハ、ヤマトシジミ)は、食餌植物がいくらでもあるし、ましてほぼ連続的に分布しているから他個体群との交流もあるだろうし、気候問題さえクリアできれば定着するのはある意味当然。ただ、アオスジアゲハはそうではない。(さらに言うなら、もともと深浦にアオスジアゲハが分布しなかったのは、気候的な制限以上に、タブノキ群落が小さく孤立度も高いせいで個体群を維持できないことが影響していたのではないか。)
 先週末、アオスジアゲハの越冬蛹を2頭見つけた。(他に、2〜3化目なのか越冬蛹なのか分からないけれど、死蛹も3つ確認した。)この蛹は来春無事羽化出来るだろうか。そして、来年もアオスジアゲハは発生を続けられるだろうか。 


▲アオスジアゲハの越冬蛹。4mくらいの高さにある葉の裏で見つけた。 ―2008年10月13日 青森県深浦町
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