[EXILIM PRO EX-F1]
今話題のカシオの新機種「EXILIM PRO EX-F1」を大学の研究室から貸していただくことができたので、昨日はその試し撮りをしてきました。
まずは、昆虫関係者の中で特に注目度の高かったパスト連写(シャッターを半押ししている間、映像をバッファメモリに格納し続け、シャッターを切った瞬間にその前後合わせて60コマを保存するという機能)の感想から。
パスト連写は、チョウの飛び立つ瞬間などを写し止めるには、この上なく確実かつ簡単な方法だと思います。昨日も何度かスギタニルリシジミの飛び立ちをパスト連写で撮影してみましたが、構図を変えようと半押しを止めて体を動かしている間に飛ばれてしまったことが何回かあったものの、それ以外には失敗なく飛翔写真が撮影できました。
▲前脚を上げ翅を振り下ろして、飛び立とうとするスギタニルリシジミ♂。パスト連写で撮影。飛ぶ直前に前脚を動かして準備運動のような行動をとることや、この写真のように飛び立つ瞬間前脚を上げること、ゼフィルスのオスが占有時に前脚をたたむことは、タテハチョウの前脚が退化していることと無関係ではないのかもしれない。 (2008年04月26日 青森県青森市 CASIO EXILIM PRO EX-F1)
▲上の写真の次のコマ。60コマ/秒だから、約0.017秒後ということになる。こうしたシーンを危なげなく狙えるところは、この機種の強みだと思う。 (2008年04月26日 青森県青森市 CASIO EXILIM PRO EX-F1)