オラン・アスリは、マレー半島の先住民族で、近代化の進むマレーシアに住みながら、高度経済とは無縁のジャングルの林縁で暮らしています。一口にオラン・アスリと言っても様々な民族・集落があるようですが、19マイルポイントに住むオラン・アスリたちは、チョウを捕まえて売ることを生業としています。とはいえ、今回結局彼らからチョウを買うことは無く(見てみたいけど、欲しいわけではなかったりして。)、僕たちは冷やかし客状態だったのですが・・・。
▲採ったきたチョウを見せるオラン・アスリの青年たちと、それを見る父。19マイルポイントに住むオラン・アスリたちは、チョウを売ることを生業としている。 (2007年12月25日 19 mile, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)
▲捕虫網を持ってチョウを待つオラン・アスリの母子(と、その様子を眺めるヨドエさん)。母親の持っている赤い捕虫網は、アカエリトリバネなどを採るのに効果的なようだった。中には、この母親のようにきちんした捕虫網を持っているオラン・アスリもいるが、多くはこの子供が持っているのと同じナイロン袋のような粗悪な捕虫網を使っている。しかし、大人・子供問わず、昆虫を捕まえるスキルは凄まじく、粗悪な網でも器用にチョウを捕まえる。父撮影。 (2007年12月25日 19 mile, Malaysia RICOH GR DIGITAL)
▲オラン・アスリの子供たち。右下の男の子が着てるTシャツの柄は・・・ポケモン? (2007年12月25日 19 mile, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)
▲日本人が来たぞ、という話を聞きつけたのか、大人たちがぞろぞろと集まってきた。袋に入っているのは、ハナカマキリの幼虫。売り込んできたけれど、買わなかった。 (2007年12月25日 19 mile, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)
▲写真の絵的にはすごく平和。でも、言葉(マレー語?)の全く分からない僕たちは、常にちょっぴりハラハラドキドキ。 (2007年12月25日 19 mile, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)
▲危ない(吸ってはいけないアレを吸う)お兄ちゃんたちと、それを見る少女・・・に見えるかもしれないけど、そうではない。(そんなわけないか。)青年たちがもつビニール袋の中には、吸ってはいけないアレ・・・ではなく、三角紙に包んだチョウが詰め込まれており、それを互いに見せあっている。ちなみに、少女が持っている袋の中身はハナカマキリの幼虫。 (2007年12月24日 19 mile, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)
▲アップで見てみるとますます怪しい・・・けれど、持っているのは全て、三角紙に包まれた蝶。右側の人が持っている試験管のような形をした容器にはバッタの仲間?が入っている。 (2007年12月24日 19 mile, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)
▲オラン・アスリに飼われていたネコ。あまり食べ物には困ってなさそうな体型をしている。ところで、東南アジアに行くと原色のド派手な建物が目立つけれど、この竹を裂いて重ね合わせたような壁は、シンプルでなかなか趣味が良いと思う。 (2007年12月24日 19 mile, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)
▲こっちはちょっと痩せ気味のネコ。普段日本にいてもあまりカメラを向けない被写体だけど、好みの柄で可愛かったので、つい写真を撮ってしまった。 (2007年12月24日 19 mile, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)
▲住居は高床式になっている。湿気対策だろうか。 (2007年12月25日 19 mile, Malaysia Olympus E-330, 14-54mm)