▲ヒメギフチョウ♂と寒のぶり返しで少し傷んだカタクリ(青森市 4月17日 Ricoh R4)
昨日は講義が1つも入っていなかったので、ふうさんにご同行していただきヒメギフチョウを見に行ってきました。
ふうさんとは青森駅で合流することになっていたので、僕はひとまず近所の駅に向かいました。その頃はまだ天気が良く、『今、ヒメギフの現地に向かうために、駅で電車を待っているところです。天気も良さそう!』などと携帯から(Blogの返信コメントに)書き込むほど。先週末の山形ギフが不発に終ったこともあり、その時はワクワクしてハイな気分でした(笑)。しかし、電車に乗って窓から外を見ていると、次第に雲行きが怪しくなってきます。ついには空一面が薄暗く雲で覆われてしまいました。テンションも天気と比例してダウン。。
10時前から現地に入ったものの、寒すぎてヒメギフどころか虫の気配すらありません。時々地面すれすれをハエが飛んでいる程度。それなりに寒くても出てくる、ビロードツリアブやヒオドシチョウすら見かけませんでした。寒のぶり返しの影響か、カタクリの花も斑点(?)の出たものが多かったです。
そんな状況のまま11時をまわり、ふうさんは仕事の都合で1人下山されるとのこと。僕も帰ろうかとかなり迷いましたが、遠くに雲の切れ間が見えていたので、もう少し待ってみることにしました。
・・・その後、寒さに震えながら待つこと2時間、ようやく空が明るくなってくれました。とはいえ、時刻は既に午後1時。ヒメギフの写真を撮るにはもう適さない時刻です。
しかし、そうはいっても、また山形のように結果を出せないまま帰りたくはありません。意地になって探していると・・・現れました。1頭の雄のヒメギフが。しかし、やはりもう午後だからか、なかなかとまってくれません。追いかけても追いかけてもどうにもならず、ついには見失ってしまいました。この個体を見失ったときの焦りと言ったら、もう・・・。
その後しばらくして、ようやく2頭目のヒメギフチョウが姿を現しました。今度こそ見失うわけにはいきません。あまり遠くにいかないようなので黙って動かずに見ていると、目の前のカタクリにとまりました。近づく前に保険としてR4のテレ端で撮影。そうしてR4で数回シャッターを切ると、近付き切れないまま、その個体も見えないところまで飛んでいってしまいました。とはいえ、とりあえずBlogに掲載する写真を確保することが出来て一安心。
その後も30分〜1時間ほどの間ヒメギフがぽつぽつと現れ続け、♀も1頭見かけました。最終的にのべ5〜6頭(おそらく実際は2〜3頭)を見ただけでしたが、あんな悪条件の中ヒメギフが撮影できただけ幸運だったと思わなければならないのかもしれません。