過去の記事
2017 | 01 | 03 |
2016 | 01 | 03 | 04 | 05 | 07 | 09 | 10 | 11 |
2015 | 01 | 02 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 |
2014 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 12 |
2013 | 01 | 02 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 |
2012 | 01 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 12 |
2011 | 01 | 02 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
ブログ内検索
<< 前のページ | ... 187 188 189 190 191 192 193 ... | 次のページ >>
リンゴの花



スジグロシロチョウ2種、春型の見分け方に悩む

▲ヤマトスジグロシロチョウ♀(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS,105mm)


▲スジグロシロチョウ♀。比較のため再掲載。(5月9日 青森県弘前市 PENTAX *ist DS,105mm)


▲道路上でクロマルエンマコガネを襲うクロヤマアリ(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS,105mm)

スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウ(エゾスジグロシロチョウの本州亜種とされることもある)の春型の区別には、いつも困ってしまいます。
飛んでいるのを見れば雰囲気でおおよそどちらの種なのか見当はつきますし、図鑑にもいくつかの区別点が載っていますが、どの区別点もあまりデジタルな区別点とはならず、きちんとした根拠をもって同定しようと思うと難しいです。
しかし、つい最近標準図鑑を読んでいたところ、次のような記述が目につきました。

(春型のヤマトスジグロシロチョウは、)スジグロシロチョウとの区別は一層困難に見えるが、後翅裏面基部にある肩脈の状態で容易に判別できる。すなわち、本種(ヤマトスジグロシロチョウ)の肩脈は短く先端がにぶく不明瞭であるが、スジグロシロチョウでは、より長く外方へのび、先端は鋭くとがりより明瞭である。
―日本産蝶類標準図鑑から本文抜粋(カッコ内除く)

・・・これは確認してみるしかありません。この区別点は知りませんでした。
そういうわけで、肩脈(矢印で示している後翅基部の小さな翅脈)の周辺を拡大してみたのが上の2枚の写真です。
確かに、ヤマトスジグロらしき個体は肩脈が太短く不鮮明なのに対し、我が家の庭で撮影したスジグロらしき個体は肩脈が細長くシャープです。
もっと多くの個体を精査してみないことにはこの区別点の信憑性がどこまでのものなのか分かりませんが、生態写真でヤマトスジグロとスジグロを区別する際には役に立ちそうです。
海野和男さん

▲カキドオシで吸蜜するツバメシジミ♂(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS,105mm)


▲海野和男さんと僕。大学構内のレストランにて、城田先生撮影。(5月17日 青森県弘前市 RICOH GR DIGITAL)

城田先生と海野さんの計らいで、今日昼食をご一緒させていただくことができました。
海野さん、城田先生、ねぷた村の中村さん、それから僕の4人で大学構内のレストランに入ったのですが、そんなメンバーなので僕はもう緊張してガチガチです。だって・・・ねえ?僕以外の方は皆ビックネームですから・・・。
でも、いつも通っている大学構内のレストランで海野さんがパスタを食べているのは、なんか不思議な感じ。
昼休みという限られた時間の中でしたが、自然との関わりの考え方など興味深い話をしていただき、とても有意義で楽しい時間を過ごすことができました。
ただ、楽し過ぎて時間を忘れて話し込んでしまい、次の講義には遅刻してしまいましたけれど・・・。
ヒメシロチョウ

▲ヒメシロチョウのお見合い行動。雄は口吻を振り回して雌にぶつける。(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS,105mm)


▲ヒメシロチョウの雄と雌。こうして追飛した後、とまってお見合い行動をとる。(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS2,14mm)


▲ヒメシロチョウの飛翔。民家近くの休耕田で発生している。(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS2,14mm)


▲ヒメシロチョウの飛翔。飛ぶのが遅いので、試しに中望遠レンズで撮影してみた。(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS2,105mm)

観察していると、ヒメシロチョウは本当に面白い動きをします。
特にお見合い行動は、向かい合ってとまるというだけで十分面白いのに、口吻や触覚まで動かすという変わり様です。
しかし、今この蝶が全国的に減っていて、一部地域では絶滅ないしは絶滅危惧状態にあるのだそうです。
青森は比較的ヒメシロチョウの多く残っている地域ですが、それでも環境は変わっていないのに急にヒメシロチョウが消えてしまった産地もあり、油断はできない状況なのだと思います。
確かに見た目はつまらない蝶ですが、これほど興味深い生態をした蝶には何時までも飛んでいていてほしいものです。

ネット不通&小諸日記

昆虫写真家の海野和男さんが今日弘前にいらしていたようです。(小諸日記参照)
時期的に虫目的ではなさそうなので、以前どこかで書いていた城田先生(直接の面識はありませんが、僕の通っている学科の先生です。)たちと一緒に本を出版する計画の打ち合わせに来たのでしょうか。勝手な憶測ですけれど(苦笑)。
もしそうだとしたら、今日蝶を見に行かずに大学ヘ行けば海野さんに会えたのかもしれません。
まあ、実際現実はそんな甘くはないのでしょうけど(笑)

さて、ニュース等で見てご存知の方も多いかもしれませんが、NTT東日本のトラブルのせいで、東京圏内を除く東日本全域の(フレッツ加入者の)インターネットが現在不通状態です。
我が家も当然例外ではなく、現在インターネット世界から切り離されています(苦笑)。
そういうわけで今急遽携帯からブログを更新しています。
といっても、携帯からの更新では掲載できる画像ファイルの数に制限があるので、きちんとした更新はインターネット回線が復旧してからということで。。
次回は、この画像の蝶が主役です。
<< 前のページ | ... 187 188 189 190 191 192 193 ... | 次のページ >>
最近更新されたリンクブログ >>全て表示
虫つれづれ@対馬v2 ― ツクツクボウシ
ありんこ日記 AntRoom ― タイと日本のメンガタスズメ
活動日記 ― オオイチモンジ
ふしあな日記 ― 6月某日、某所(その4)
蝶の観察記録-十勝蝶改め相模蝶の観察記録 ― クロマダラソテツシジミ
世界のブナの森 ― アメリカのオオミズアオ
蝶の玉手箱 ― アカタテハの羽化
北のフィールドノート ― カマキリが・をくうの・に当てはまるのは
小畔川日記 ― 小畔川便り(アゲハの吸水-19(2022/9/10.11))
鳥蝶ビデスコ ― オジロトウネン
投稿者
ze_ph(記事数:1183
Celastrina(記事数:19
その他
総アクセス数
今日:今日のアクセス数 昨日:昨日のアクセス数