過去の記事
2017 | 01 | 03 |
2016 | 01 | 03 | 04 | 05 | 07 | 09 | 10 | 11 |
2015 | 01 | 02 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 |
2014 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 12 |
2013 | 01 | 02 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 |
2012 | 01 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 12 |
2011 | 01 | 02 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
ブログ内検索
<< 前の記事 | | 次の記事 >>
どうにかこうにか。ヒメギフチョウ

▲ヒメギフチョウ♂と寒のぶり返しで少し傷んだカタクリ(青森市 4月17日 Ricoh R4)

 昨日は講義が1つも入っていなかったので、ふうさんにご同行していただきヒメギフチョウを見に行ってきました。
 ふうさんとは青森駅で合流することになっていたので、僕はひとまず近所の駅に向かいました。その頃はまだ天気が良く、『今、ヒメギフの現地に向かうために、駅で電車を待っているところです。天気も良さそう!』などと携帯から(Blogの返信コメントに)書き込むほど。先週末の山形ギフが不発に終ったこともあり、その時はワクワクしてハイな気分でした(笑)。しかし、電車に乗って窓から外を見ていると、次第に雲行きが怪しくなってきます。ついには空一面が薄暗く雲で覆われてしまいました。テンションも天気と比例してダウン。。
 10時前から現地に入ったものの、寒すぎてヒメギフどころか虫の気配すらありません。時々地面すれすれをハエが飛んでいる程度。それなりに寒くても出てくる、ビロードツリアブやヒオドシチョウすら見かけませんでした。寒のぶり返しの影響か、カタクリの花も斑点(?)の出たものが多かったです。
 そんな状況のまま11時をまわり、ふうさんは仕事の都合で1人下山されるとのこと。僕も帰ろうかとかなり迷いましたが、遠くに雲の切れ間が見えていたので、もう少し待ってみることにしました。
 ・・・その後、寒さに震えながら待つこと2時間、ようやく空が明るくなってくれました。とはいえ、時刻は既に午後1時。ヒメギフの写真を撮るにはもう適さない時刻です。
 しかし、そうはいっても、また山形のように結果を出せないまま帰りたくはありません。意地になって探していると・・・現れました。1頭の雄のヒメギフが。しかし、やはりもう午後だからか、なかなかとまってくれません。追いかけても追いかけてもどうにもならず、ついには見失ってしまいました。この個体を見失ったときの焦りと言ったら、もう・・・。
 その後しばらくして、ようやく2頭目のヒメギフチョウが姿を現しました。今度こそ見失うわけにはいきません。あまり遠くにいかないようなので黙って動かずに見ていると、目の前のカタクリにとまりました。近づく前に保険としてR4のテレ端で撮影。そうしてR4で数回シャッターを切ると、近付き切れないまま、その個体も見えないところまで飛んでいってしまいました。とはいえ、とりあえずBlogに掲載する写真を確保することが出来て一安心。
 その後も30分〜1時間ほどの間ヒメギフがぽつぽつと現れ続け、♀も1頭見かけました。最終的にのべ5〜6頭(おそらく実際は2〜3頭)を見ただけでしたが、あんな悪条件の中ヒメギフが撮影できただけ幸運だったと思わなければならないのかもしれません。
この記事のトラックバックURL  http://ze-ph.sakura.ne.jp/zeph-blog/tb.php?14
Commented by BANYAN at 2007/04/18 17:01
ヒメギフ撮影おめでとうございます。
天気ばかりはどうしようもありませんが、粘り勝ちですね。
わずかなシャッターチャンスで撮影したと思えないほど綺麗に撮影できていると思います。
Commented by ふう at 2007/04/18 19:01
休みなもので3時間ほど粘って来ました。
次々に現れるのですが、どうしたことかスミレサイシンばかりに。
肝心?なカタクリには全然止まってくれません、痛み過ぎ?
唯一の収穫は交尾シーンでしょうか。

テニスコート脇の斜面、カタクリも開花してそこそこの数のヒメギフが。
天候がよければ明日も。
Commented by maeda at 2007/04/18 21:00
天気だけはどうにもなりませんね。
我慢です。
でも、ちゃんと出会いがあったわけで、運も実力のうちとか言いますよ。
すばらしい。
Commented by cactuss at 2007/04/18 21:08
粘ったおかげで、撮影できて良かったですね。
普通、この様な状況だと撮影できない場合が多いのですが・・・。
上の写真はなんとか撮影できたと思えないほど、良く撮れています。
Commented by cicada_nana at 2007/04/18 22:43
ヒメギフチョウに出会えて本当に寒い中お疲れ様でした
その甲斐ある良い1枚です
私らからすると雲の上の画像(^^>
カタクリすら見れない上にまずどこかで飼っている飼育品でも逃げない限り
見る事が出来ないヒメギフチョウなので、凄い事です
でも、待つ、そのお気持は良く判ります。
何度も待った事は過去にあります・・・・とにかく綺麗な写真を見せて頂けて
嬉しいです
Commented by 蝶山人 at 2007/04/19 10:09
美しいです。相変わらず強運と実力双方がかみ合った写真です。ギフもヒメギフも意外と午後3時過ぎに吸蜜しますよね、カメラをしまいかけたその頃に・・・。
Commented by spatica at 2007/04/19 18:45
どうにかこうにか…って写真じゃないような気がします。自分がこんなの撮ったら大喜びしそうですよ。
Commented by ze_ph at 2007/04/20 17:03
BANYANさん
粘り勝ちしたのは良かったのですが、体を冷やしすぎたからか、この後熱を出して大学を休んでしまいました。
無茶をちょっと反省しなくては・・・(苦笑)
Commented by ze_ph at 2007/04/20 17:05
ふうさん
交尾写真は大収穫ですね!
それにしても、そんなに飛んだのですか・・・。僕の苦労はどうなってしまうんでしょう・・・(苦笑)。
今週末、天気が良ければまた行くつもりです。
Commented by ze_ph at 2007/04/20 17:07
maedaさん
そういっていただけると嬉しいです。
でも、最近どこか運だけで首の皮一枚繋げているような気もします(笑)
ヒメギフなんて、寒波を呼んで退院するまで発生させませんでしたから・・・
Commented by ze_ph at 2007/04/20 17:10
cactussさん
なんとかカタクリで頭を突っ込みすぎずに吸蜜してくれたので、なんとか見れる写真が撮れました。
これで、止まるのが花の裏側だったり、花に頭を突っ込まれてたりしていたら、Blogに載せられるような写真は撮れなかったと思います。
多分、運が良かったのでしょう・・・。
Commented by ze_ph at 2007/04/20 17:17
cicada_nanaさん
ヒメギフが見れるのは、(長野など例外はありますが)北国の特権です。でも、ギフが見れるのは・・・北国の人間からすると南の特権。(泣)

ところで、cicada_nanaさんって何て呼べばよいのでしょう?
某掲示板ではcicada-wさんですし、Nanamiさんになってることもありますよね。ちょっと迷っていたり(苦笑)
Commented by ze_ph at 2007/04/20 17:19
蝶山人さん
そうなんですよね・・・でも、日の角度がイマイチで、別の意味で悔しい思いをすることも(苦笑)。

メール、なかなか返信できず、申し訳ありません。
後ほど電話させていただきます。
Commented by ze_ph at 2007/04/20 17:21
spaticaさん
spaticaさんなら、もっとずっと良い写真を撮りそうじゃないですか・・・。
その上この写真、R4の発色が気に食わなくて、かなり補正してます(苦笑)。WBは丁度いいのにカタクリが真っ青に出てきて、ビックリしました。
Commented by thecla at 2007/04/20 23:53
粘り勝ちの一枚ですね。
RICHOのコンデジはカタクリとかサクラソウが青くなってびっくりすることがありますよね。
どうやってこんな色に撮れるのかと思っていたら、レタッチでしたか、一瞬あせりました(^^; でも綺麗に補正できているのではないでしょうか。
Commented by ze_ph at 2007/04/21 10:16
theclaさん
紫の花だけが妙に青く写るのって、人の目に見えない波長の光のせいなのでしょうかね?
それにしても、この発色にはいつも悩まされます(苦笑)
レタッチする他、解決策が思い付きません…。
Commented by fanseab at 2007/04/22 20:56
亀レスですいません。
ギフやヒメギフの撮影には粘りと根性、どれだけ「待てるか?」の忍耐力
が要りますね。文章を読ませていただいてつくづく思いました。
でもこのショットが撮れれば報われたのではないでしょうか?
光線の当たり方とカタクリの開き加減が羨ましいです。
Commented by ze_ph at 2007/04/22 22:44
fanseabさん
亀レス大歓迎です(笑)
わざわざ僕の長い稚拙な文章を読んでいただき、ありがとうございます。
この時、もし一眼にマクロレンズが付いていたらもっと綺麗な写真が撮れたと思うのですが、そんなことを言うのは贅沢なんでしょうね^^;
コメントする
*は必須項目です。







<< 前の記事 | | 次の記事 >>
最近更新されたリンクブログ >>全て表示
虫つれづれ@対馬v2 ― ホシチャバネセセリ
活動日記 ― オオイチモンジ
ありんこ日記 AntRoom ― 巨大なサスライアリのオス
ふしあな日記 ― 6月某日、某所(その4)
蝶の観察記録-十勝蝶改め相模蝶の観察記録 ― クロマダラソテツシジミ
世界のブナの森 ― アメリカのオオミズアオ
蝶の玉手箱 ― アカタテハの羽化
北のフィールドノート ― カマキリが・をくうの・に当てはまるのは
小畔川日記 ― 小畔川便り(アゲハの吸水-19(2022/9/10.11))
鳥蝶ビデスコ ― オジロトウネン
投稿者
ze_ph(記事数:1183
Celastrina(記事数:19
その他
総アクセス数
今日:今日のアクセス数 昨日:昨日のアクセス数