▲ヒメシロチョウのお見合い行動。雄は口吻を振り回して雌にぶつける。(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS,105mm)
▲ヒメシロチョウの雄と雌。こうして追飛した後、とまってお見合い行動をとる。(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS2,14mm)
▲ヒメシロチョウの飛翔。民家近くの休耕田で発生している。(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS2,14mm)
▲ヒメシロチョウの飛翔。飛ぶのが遅いので、試しに中望遠レンズで撮影してみた。(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS2,105mm)
観察していると、ヒメシロチョウは本当に面白い動きをします。
特にお見合い行動は、向かい合ってとまるというだけで十分面白いのに、口吻や触覚まで動かすという変わり様です。
しかし、今この蝶が全国的に減っていて、一部地域では絶滅ないしは絶滅危惧状態にあるのだそうです。
青森は比較的ヒメシロチョウの多く残っている地域ですが、それでも環境は変わっていないのに急にヒメシロチョウが消えてしまった産地もあり、油断はできない状況なのだと思います。
確かに見た目はつまらない蝶ですが、これほど興味深い生態をした蝶には何時までも飛んでいていてほしいものです。
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fanseab at 2007/05/16 23:18
ヒメシロチョウのはかなげな飛び方はいかにもレッドデータブックに
乗りそうな感じがします。↑の発生ポイントが休耕田というのもこの蝶
が求める生息環境を暗示しているようですね。農家での後継者不足
から定期的な休耕田手入れが実施されなくなるとポイントが自然消滅
するのかもしれませんね。広島・世羅台地のヒョウモンモドキ生息地の
状況とよく似ているような気がします。
Commented by maeda at 2007/05/17 06:38
エゾヒメシロと同じ行動ですね。
触覚を互いに動かして触れあいながら、求愛しますね。
このかわいらしさを撮りたいと思っても一枚では納められないですね。
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ze_ph at 2007/05/19 00:42
fanseabさん
たしかに、人家近くの程々に管理されている環境を好む蝶の存続は紙一重な部分がありますよね。
仰る通りこのポイントも、もし草刈がされなくなったら、その途端にヒメシロがいなくなってしまう可能がないとは言えないと思います・・・
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ze_ph at 2007/05/19 00:44
maedaさん
触覚も盛んに動かしていますね。
でも僕はそれ以上に、口吻の動きが気になります。
常に触覚や口吻を動かし続けるので、なかなか思ったようなポーズにはなってくれません(苦笑)
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