さっきMステの3時間スペシャルを観た。長年使っていたiPodが壊れてしまったこともあって最近あまり音楽を聴いていない。でも、たまに音楽番組を観るとやっぱり音楽はいいなと思う。僕はポルノグラフィティのファンなのだけれど(今日Mステを観たのもポルノが新曲を歌うと聞いていたから)、恋うたBEST111ランキングに中学〜高校時代によく聴いていたポルノの曲がいくつか入っていて、ちょっと嬉しかった。『アゲハ蝶』(曲名)も50〜60位くらいに入っていた。
ところで、いきなり話は変わるけれど、ウィキペディアの蝶関連のページがひどい。(もしかしたらチョウに限ったことではないのかもしれない。)検索して見てもらえば分かると思うけれど、全く見当違いの誤情報や、誤りとまでは言い切れないけれど思わず首をかしげたくなるような、というか、かなりビミョー・・・な表現なんかがとにかく目立つ。周りを見ているとウィキペディアを使ってレポートを書いている学生はかなり多いけれど、もしかしてそれってかなりマズイんじゃないかな、と思ったりもする。かくいう僕も、期日に追い込まれるとウィキペディアを参考にしてレポートを仕上げてしまったりするから、他人のことをどうこう言えた身でもないのだけれど。
さて、なんでこんなことを書いたのかと言うと、つい最近ウィキペディアの『アゲハ蝶』(ポルノグラフィティの楽曲)の項を見て愕然としたから。―こんなことが書いてあった。
「ちなみにジャケットのベースは、アオスジアゲハになっている。 」
・・・なってないよ!!!
これは、蝶屋としても、ポルノグラフィティのファンとしても、許せない! アゲハ蝶のCDジャケットは、アオスジアゲハなんかではなく、セラム島特産の
Graphium stressmanniがベース。当時、よくもまぁこんなマニアックなチョウ(蝶屋の世界では比較的メジャーな種だとも思うけど)を選ぶなんて!と驚いた記憶がある。そういえば、このCDジャケットの影響をもろに受けて、
Graphium stressmanniの標本を買ってもらったっこともあったけ。それにしても、ミイロタイマイあたりと間違うならまだ我慢できるけれど、さすがにアオスジアゲハと間違うのはどうなんだろう。もしかして日本のチョウの図鑑から無理に似ているチョウを探し出したんだろうか・・・
▲ヒメアカタテハ ―2008年09月30日 青森県深浦町
▲ミヤマカラスアゲハ終齢幼虫。カラスザンショウで見つかった。 ―2008年09月30日 青森県深浦町
▲イカリモンガ ―2008年09月30日 青森県深浦町
▲ワタヘリクロノメイガ。尾端がカッコいい。 ―2008年09月30日 青森県深浦町