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フクラスズメ
 岩木山のいつも夏にゼフィルスを見ている場所へ行ってみた。何か美味しいキノコが生えていないかという下心があったのだけれど、結果はさっぱり。ほんの数本ナラタケを見つけただけ。撮影するほどの株でもなければ、持ち帰って調理してもらう程の量でもなかった。
 キノコを探して歩いていると、何やら青紫に光るガの翅が落ちているのを見つけた。一瞬、ムラサキシタバかと思ってハッとしたけれど、よく見たらフクラスズメだった。他にモンスズメバチの死骸なんかも落ちていて、シーズンが終焉に向かっているのを感じた。・・・あのモンスズメバチの死骸、ハチタケのホストになったりしないのかな。無意味だとは思うけど、一応落ちていた場所は覚えておこう。


▲ヌメリガサ科の一種 ―2008年10月05日 青森県弘前市 岩木山


▲フクラスズメの死骸(後翅) ―2008年10月05日 青森県弘前市 岩木山
バカマツタケ
 昨晩から今朝にかけての天気が今一つだったこともあって、あまり虫を探す気になれず、キノコを見に行くことにした。ポイントに入るなりバカマツタケを一本見つけたけれど、他にはこれといったキノコが見当たらない。時期が中途半端で良くないのは分かっていたけれど、それにしても寂しい成果だった。ついでにいうと、唯一見つかったバカマツタケも時期が過ぎていて、触ってみると柄はブヨブヨ・・・。食べるには少々抵抗のある状態だったので、撮影だけして採らずにそのまま帰ってきた。そんなわけで、今日我が家の食卓にバカマツタケのお吸い物が並ぶことはない。
 ところで、バカマツタケって変な名前!と気になっている人がいるかも知れない。ちなみにこのキノコは、学名でも Tricholoma bakamatsutake と、一貫してバカ呼ばわりされている(マツタケの学名は T.matsutake )。学名を見ても分かるようにマツタケの近縁種。ただ、針葉樹林ではなく広葉樹林に生える。だからバカ呼ばわりされているらしい。(思うに、バカマツタケが馬鹿なんじゃなくて、必ずしも針葉樹林に入る種ばかりではない分類群にマツタケなんて名前を付けてしまった人が馬鹿なんじゃ?)味や香りはマツタケとあまり変わらないと思う。本によっては、バカマツタケの方が香りが強いと書かれていたりもする。でも、マツタケほど大きくはない。

 そういえば、前回の記事でウィキペディアの駄目出しをしたけれど、アンサイクロペディア(人を笑わせることを目的としたエセ百科事典サイト。ウィキペディアのパロディー。)のバカマツタケの項はなかなか的を射た内容だと思う。アンサイクロペディアはふざけて書いた誤情報、というか嘘の情報で溢れているけれど、とりあえずバカマツタケの項には特筆するほどの誤りは見当たらない。むしろ、バカマツタケの不当な和名や学名について面白おかしく紹介していながら、風刺の含みをもたせているところなんかは好感が持てる。他の、例えばコガネムシの項バッタの項なんかは、ただの悪ふざけでしかない内容だけれど・・・。でも、真面目な形式を装っていながら低質な情報を寄せ集めるくらいなら、このくらい開き直ってしまっている方が、僕は好き。


▲バカマツタケ Tricholoma bakamatsutake ―2008年10月04日 青森県青森市
ヒメアカタテハ
 さっきMステの3時間スペシャルを観た。長年使っていたiPodが壊れてしまったこともあって最近あまり音楽を聴いていない。でも、たまに音楽番組を観るとやっぱり音楽はいいなと思う。僕はポルノグラフィティのファンなのだけれど(今日Mステを観たのもポルノが新曲を歌うと聞いていたから)、恋うたBEST111ランキングに中学〜高校時代によく聴いていたポルノの曲がいくつか入っていて、ちょっと嬉しかった。『アゲハ蝶』(曲名)も50〜60位くらいに入っていた。
 ところで、いきなり話は変わるけれど、ウィキペディアの蝶関連のページがひどい。(もしかしたらチョウに限ったことではないのかもしれない。)検索して見てもらえば分かると思うけれど、全く見当違いの誤情報や、誤りとまでは言い切れないけれど思わず首をかしげたくなるような、というか、かなりビミョー・・・な表現なんかがとにかく目立つ。周りを見ているとウィキペディアを使ってレポートを書いている学生はかなり多いけれど、もしかしてそれってかなりマズイんじゃないかな、と思ったりもする。かくいう僕も、期日に追い込まれるとウィキペディアを参考にしてレポートを仕上げてしまったりするから、他人のことをどうこう言えた身でもないのだけれど。
 さて、なんでこんなことを書いたのかと言うと、つい最近ウィキペディアの『アゲハ蝶』(ポルノグラフィティの楽曲)の項を見て愕然としたから。―こんなことが書いてあった。
 「ちなみにジャケットのベースは、アオスジアゲハになっている。 」
 ・・・なってないよ!!!
 これは、蝶屋としても、ポルノグラフィティのファンとしても、許せない! アゲハ蝶のCDジャケットは、アオスジアゲハなんかではなく、セラム島特産のGraphium stressmanniがベース。当時、よくもまぁこんなマニアックなチョウ(蝶屋の世界では比較的メジャーな種だとも思うけど)を選ぶなんて!と驚いた記憶がある。そういえば、このCDジャケットの影響をもろに受けて、Graphium stressmanniの標本を買ってもらったっこともあったけ。それにしても、ミイロタイマイあたりと間違うならまだ我慢できるけれど、さすがにアオスジアゲハと間違うのはどうなんだろう。もしかして日本のチョウの図鑑から無理に似ているチョウを探し出したんだろうか・・・


▲ヒメアカタテハ ―2008年09月30日 青森県深浦町


▲ミヤマカラスアゲハ終齢幼虫。カラスザンショウで見つかった。 ―2008年09月30日 青森県深浦町


▲イカリモンガ ―2008年09月30日 青森県深浦町


▲ワタヘリクロノメイガ。尾端がカッコいい。 ―2008年09月30日 青森県深浦町
スミナガシ


▲スミナガシ終齢幼虫 ―2008年09月30日 青森県深浦町
ハチタケ

▲ハチタケの一種。モンスズメバチ(たぶん女王)に寄生していた。 (2008年09月28日 青森県弘前市 岩木山)


▲ジョウザンミドリシジミ♀ (2008年09月19日 青森県弘前市 岩木山)


▲ツマグロオオヨコバイ (2008年09月21日 青森県黒石市)
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