昨晩から今朝にかけての天気が今一つだったこともあって、あまり虫を探す気になれず、キノコを見に行くことにした。ポイントに入るなりバカマツタケを一本見つけたけれど、他にはこれといったキノコが見当たらない。時期が中途半端で良くないのは分かっていたけれど、それにしても寂しい成果だった。ついでにいうと、唯一見つかったバカマツタケも時期が過ぎていて、触ってみると柄はブヨブヨ・・・。食べるには少々抵抗のある状態だったので、撮影だけして採らずにそのまま帰ってきた。そんなわけで、今日我が家の食卓にバカマツタケのお吸い物が並ぶことはない。
ところで、バカマツタケって変な名前!と気になっている人がいるかも知れない。ちなみにこのキノコは、学名でも
Tricholoma bakamatsutake と、一貫してバカ呼ばわりされている(マツタケの学名は
T.matsutake )。学名を見ても分かるようにマツタケの近縁種。ただ、針葉樹林ではなく広葉樹林に生える。だからバカ呼ばわりされているらしい。(思うに、バカマツタケが馬鹿なんじゃなくて、必ずしも針葉樹林に入る種ばかりではない分類群にマツタケなんて名前を付けてしまった人が馬鹿なんじゃ?)味や香りはマツタケとあまり変わらないと思う。本によっては、バカマツタケの方が香りが強いと書かれていたりもする。でも、マツタケほど大きくはない。
そういえば、前回の記事でウィキペディアの駄目出しをしたけれど、アンサイクロペディア(人を笑わせることを目的としたエセ百科事典サイト。ウィキペディアのパロディー。)の
バカマツタケの項はなかなか的を射た内容だと思う。アンサイクロペディアはふざけて書いた誤情報、というか嘘の情報で溢れているけれど、とりあえずバカマツタケの項には特筆するほどの誤りは見当たらない。むしろ、バカマツタケの不当な和名や学名について面白おかしく紹介していながら、風刺の含みをもたせているところなんかは好感が持てる。他の、例えば
コガネムシの項や
バッタの項なんかは、ただの悪ふざけでしかない内容だけれど・・・。でも、真面目な形式を装っていながら低質な情報を寄せ集めるくらいなら、このくらい開き直ってしまっている方が、僕は好き。
▲バカマツタケ
Tricholoma bakamatsutake ―2008年10月04日 青森県青森市
この記事のトラックバックURL
http://ze-ph.sakura.ne.jp/zeph-blog/tb.php?263
Commented by
まさ at 2008/10/06 20:09
ウィキペディアの話題に乗り遅れました。
様々な利害や誤情報が絡んで、使えるものと使えないものの差が激しすぎますね。企業関連は書き換えの泥沼合戦です。
基本的に情報ソースにはなりえませんね。
ポルノ好きですか。私もカラオケでよく「サボテン」を歌います。
「オレ、天使」はニヒルな詞が個人的に一番カッコイイ曲かなと・・・。
Commented by
ze_ph at 2008/10/07 02:49
まささん
企業関連の情報は広告として利用されてしまっているだとか、噂話程度に聞いたことはありましたが・・・
「サボテン」に「オレ、天使」ですか。たしか、どちらもfoo?に入っていましたよね。
僕もfoo?には好きな曲が多くて、かなり聴き込んだ覚えがあります。
コメントする