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シモフリシメジ
 シメジ類やナラタケの時期はそろそろ終わりらしく、昨日はあまり採れなかった。1番の収穫がルリコガシラハネカクシだったことは言うまでもない。きのこの季節も一段落ついたことだし、そろそろ今度はフユシャクの季節かなと思う。今年はどんなフユシャクに会えるだろうか。



▲シモフリシメジ。落ち葉をどかしたのが下の写真。かさの表面に粘性があって、落ち葉がよく貼りついている。 ―2008年11月01日 青森県青森市


▲ニガクリタケ。有毒。 ―2008年11月01日 青森県青森市



▲ツチグリ。いつ見ても変わった形のキノコだと思う。 ―2008年11月01日 青森県青森市
ルリコガシラハネカクシ
 今日はこんなハネカクシが採れた。この前のネアカオオキバハネカクシより一回り大きくて(といっても十数ミリ程度)、なかなかカッコいい。何といっても群青色に輝くエリトラが綺麗で、よく見ると全身が長めの毛で覆われているところも良い。ハネカクシの仲間には今まで全くと言っていいほど興味が無かったのだけれど、こうして写真を撮ってみるとなかなか面白い。


▲ルリコガシラハネカクシ ―2008年11月01日 青森県青森市にて採集、屋内にて撮影
コカマキリ
 コカマキリが上手く周囲に溶け込んで歩いていたから、あえてあまり目立たないように写してみた。もっと格好良く、もっと目立たないように写したかったけれど、思うような写真には仕上げられなかったのが残念・・・。昆虫写真にとって大切なのは、美しく仕上げることよりも、その虫の凄さ・魅力を引き立てることだと思う。デジカメの性能が良くなって簡単に綺麗な写真が撮れるようになったけれど、今も昔も虫の魅力を引き出すのがカメラの性能なんかではなく撮影者の感性だということに変わりはないし、そういう写真を上手く撮れる人に憧れる。このシチュエーションでも、例えばコンパクトデジカメで広角接写したりマクロレンズで頭部や前脚の模様をアップにしたりすれば、もっとずっと綺麗でインパクトのある写真が撮れたのかもしれない。でも、そんな写真は世の中にありふれている。

 ところで、ここ数日でサイトの模様替えをした。一応チョウのサイトを名乗っている都合上若干の後ろめたさがあったけれど、セスジスカシバの画像をトップにしてみた。試験的に、低確率でセスジスカシバの画像上にちょっとしたメッセージが表示されるよう設定してみたから、そっちの方もチェックしてみて欲しい。(でも、大した内容ではないから見た人はがっかりすると思う。)


▲コカマキリ。ヤマトシジミやクロアゲハ、ショウリョウバッタに並ぶ北上侵入種だが、深浦ではもう完全に定着している。 ―2008年10月13日 青森県深浦町
ナラタケ
 一昨日のキノコ狩りではナラタケが沢山採れた。津軽の人は、ナラタケのことをサモダシと呼ぶ。ついでに紹介すると、ハナイグチはラクヨウ、クリタケはアカツブレ、シモフリシメジはナラノキシメジ(あるいはギンタケ)と呼ばれていて、店でもこういった地方名で売られることが多い。ただ、僕は純粋な津軽人で、大学では(青森県出身者からでさえも)訛りがひどいとよく注意されるけれど、ラクヨウやアカツブレといった呼び方はイマイチしっくりこない。
 ところで、ナラタケの仲間は細分されていて、もともとナラタケ1種として扱われていたものが今ではいくつかの種に分けられているらしい。写真のキノコはナラタケそのものかなと思うけれど、種レベルの同定にはあまり、というか、正直全く自信が無い。もっとも、従来1つの種として扱われていただけあって、誤同定したところで食べる分には何の問題も無い。



▲ナラタケ。キノコ汁にすると、ポリポリとした食感がとても良い。 ―2008年10月25日 青森県青森市


▲クリタケ ―2008年10月25日 青森県青森市


▲シモフリシメジ。まとまって生えるから、1本見つけると次々に見つかる。 ―2008年10月25日 青森県青森市
ネアカオオキバハネカクシ
 今日もキノコ狩りに行った。採ってきたキノコを選別していると、父がクリタケに付いているオオキバハネカクシの仲間を見つけた。どうやらネアカオオキバハネカクシという種らしい。体長は1cmほどなのだけれど、なかなか綺麗でカッコいい。さっそく部屋で撮影して(日中に撮影したキノコの写真よりも先に)ブログにアップした。



▲ネアカオオキバハネカクシ ―2008年10月25日 青森県青森市にて採集


▲アズマオオズアリ ―2008年10月25日 青森県青森市にて採集
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