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イチモジフユナミシャク
 今日は夜の弘前公園でフユシャクを探してみた。低地ではまださすがにフユシャクの多い時期ではないだろうと思い下見程度のつもりで行ったのだけど、ウスバフユシャク類(フユシャクの中でも、とりわけ寒い時期に出現する)のオスまで飛んでいたものだから驚いてしまった。どうやら僕の認識は甘かったらしい。
 さて、目新しいところではイチモジフユナミシャクを結構見かけた。フユシャクの常で飛んでいるオスばかりが目に付くのだけど、交尾しているものも1ペアだけ見つけることができた。イチモジフユナミシャクのメスは地衣類を真似た白緑色の鱗粉がお洒落で、その美しさに憧れていた虫なのだけれど、思いがけず身近なところで見つけてしまった。ところで、今回見つけたメスは全体的に、特に腹部は顕著に、色が暗い。図鑑に載っている写真や、インターネットで検索して出てくる生態写真を見ても、こんなに黒い個体は出てこない。画像を拡大してみても新鮮な個体であることには間違いなさそうだし、どうやらちょっと変わった色目の個体に当たったみたいだ。図鑑に載っているような全体が白緑色のメスも見てみたいから、もう少し弘前公園に通ってみようと思う。




▲イチモジフユナミシャク。メスの写真だけは、交尾していたペアをそのまま持ち帰り、交尾が終わって離れてから撮影した。オスと交尾は野外で撮影―2008年11月12日 青森県弘前市 弘前公園
フユナミシャクの交尾
 今日、講義が終わってから岩木山へ行った。夜行性フユシャクの配偶行動が見たかったからだ。フユシャクにはメスだけでは同定の難しいものが多く(前回の記事なんかはそれで迷惑をかけてしまっているが)、交尾しているところを雌雄セットで見つけるのが結構重要だったりする。
 ところで、夜中にミズナラ林を独りで歩くのは予想以上に怖かった。とにかく寒いのは言うまでもないが、動物(たぶんタヌキだと思う)の気配におびえたり、暗闇の中に置き去りにしてしまったカメラバックを探しまわったり、終始ハラハラだった。



▲オオナミフユナミシャク?の交尾。月が綺麗だった。 ―2008年11月11日 青森県弘前市 岩木山
フユシャク♀の同定に困っています
 昨日に引き続き、今日も岩木山でフユシャクのメス探し。結構な種類数を見ることが出来ました。ただ、同定のつかないものが結構あって困っています。どなたか同定してはいただけませんでしょうか。(画像だけでは同定が難しいものもあり得ると思ったので、全個体採集してあります。)




▲オオナミフユナミシャクのメス ―2008年11月09日 青森県弘前市 岩木山



▲コナミフユナミシャクのメス ―2008年11月09日 青森県弘前市 岩木山




▲ウスオビフユエダシャク ―2008年11月09日 青森県弘前市 岩木山


▲クロスジフユエダシャクのメス ―2008年11月09日 青森県弘前市 岩木山


▲ウスモンフユシャクのオス ―2008年11月09日 青森県弘前市 岩木山
フユエダシャク
 今日は寒かった。雪もちらついていた。普段ならクロスジフユエダシャクのオスが乱舞している場所なのだけれど、乱舞どころか1頭も飛んでいない。先週は雨が降っていたにも関わらず結構飛んでいたし、時期を外しているとも思えないから、寒さのせいで飛べなかったのだと思う。実際、ただとまっているだけのオスは数頭見かけたし、触ってもろくに動けていなかった。(まだ11月の初旬なのに)フユシャクも飛べない天気ってどんなだよ・・・なんて思いつつ、鼻水垂らしつつの山歩きとなった。
 ところで、一般に‘フユシャク’と呼ばれている蛾には、フユシャク亜科、ナミシャク亜科、エダシャク亜科の3系統のものがある。どれもメスが飛翔力を失っていて、姿も割と似ているけれど、それは収斂進化の結果なのだろうと思う。(一応、どの系統も同じシャクガ科に属してはいるけれど)分類学的にそれほど近縁なわけではない。



▲フユエダシャクの仲間のメス ―2008年11月08日 青森県弘前市 岩木山
フユナミシャク
 今日はフユシャク狙いで岩木山へ行ったものの、天気に恵まれず散々だった。雲の切れ間を見計らって探し歩き、なんとかフユナミシャクの仲間のメスが1頭見つかったけれど、雨脚が強く撮影していられる状況でもない。仕方がないから、採集して帰った。最近、採集した虫を持ち帰って家で撮影することが多い。なるべくなら野外で撮影したいのだけど・・・


▲フユナミシャクの仲間のメス ―2008年11月03日 青森県弘前市 岩木山にて採集、屋内で撮影


▲アオバハガタヨトウ ―2008年11月03日 青森県弘前市 岩木山
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