シロモンクロシジミは人面蛹、すなわち蛹が人の顔に見えることで有名なシジミチョウです。日本でお馴染みの
ゴイシシジミ Taraka hamada のような存在で、幼虫時代に半翅類を食べる点やアシナガシジミ亜科でありながら「短足(短脚)」な点も共通します。
さてその人面蛹、
ふしあな日記のspaticaさんを
シャマキマダラルリツバメ S. syamaの撮影ポイントへ案内したところ、アリがたかったコーヒーノキの葉上からspaticaさんがみつけたもので、遠目にはむしろ鳥糞状に見えました。
▲シロモンクロシジミ
Spalgis epius ♂ ―父撮影 2008年12月30日 Dambri, Lam Dong, VIETNAM
▲シロモンクロシジミ
Spalgis epius ♀ ―父撮影 2008年12月30日 Dambri, Lam Dong, VIETNAM
▲シロモンクロシジミ
Spalgis epius の蛹。後方の草地でシャマキマダラルリツバメがディスプレイしていた。 ―父撮影 2008年12月27日 Dambri, Lam Dong, VIETNAM
次は本当にあし(脚)の長いマルスアシナガシジミ。2005年12月に訪れたインドネシアのビリトン島では、
これに近縁なAllotinus属の種を撮影しました。それにしても、ゴイシシジミと同じ亜科とは思えないスタイルですね。
▲マルスアシナガシジミ
Miletus mallus ―父撮影 2008年12月26日 Dambri, Lam Dong, VIETNAM
▲マルスアシナガシジミ
Miletus mallus ―父撮影 2008年12月29日 Dambri, Lam Dong, VIETNAM