一昨日のキノコ狩りではナラタケが沢山採れた。津軽の人は、ナラタケのことをサモダシと呼ぶ。ついでに紹介すると、ハナイグチはラクヨウ、クリタケはアカツブレ、シモフリシメジはナラノキシメジ(あるいはギンタケ)と呼ばれていて、店でもこういった地方名で売られることが多い。ただ、僕は純粋な津軽人で、大学では(青森県出身者からでさえも)訛りがひどいとよく注意されるけれど、ラクヨウやアカツブレといった呼び方はイマイチしっくりこない。
ところで、ナラタケの仲間は細分されていて、もともとナラタケ1種として扱われていたものが今ではいくつかの種に分けられているらしい。写真のキノコはナラタケそのものかなと思うけれど、種レベルの同定にはあまり、というか、正直全く自信が無い。もっとも、従来1つの種として扱われていただけあって、誤同定したところで食べる分には何の問題も無い。
▲ナラタケ。キノコ汁にすると、ポリポリとした食感がとても良い。 ―2008年10月25日 青森県青森市
▲クリタケ ―2008年10月25日 青森県青森市
▲シモフリシメジ。まとまって生えるから、1本見つけると次々に見つかる。 ―2008年10月25日 青森県青森市
この記事のトラックバックURL
http://ze-ph.sakura.ne.jp/zeph-blog/tb.php?271
Commented by 名無し at 2008/10/28 00:52
ze_phさんてそんな訛りひどかったですか?割と普通だった記憶が・・・
にしてもキノコを見分けられるのはすごいです。
Commented by ふう at 2008/10/28 10:11
今の時期のサモダシは、茎が太く食べ応えがありますね。
晩生ものは量的に少ないので貴重かと。
こちらではナメコが主、他には朽ちかけているアカツブレが所々に。
Commented by yasuken at 2008/10/28 15:36
ナラタケはサモダシですか。どういう由来なんでしょうね。
北海道ではボリボリと呼ばれています。ハナイグチ=ラクヨウは一緒です。
Commented by
ze_ph at 2008/10/28 16:47
名無しさん
板柳出身で西北特有の訛りがある(板柳の人の中では訛ってない方だと思うけど)ので、青森市周辺から来ている人なんかにはかなり違和感を与えるみたいです。
自分で食べる数種類のキノコと、それに似た毒キノコ以外の知識は皆無なので、キノコのことを聞かれても何も答えれなかったりします・・・。
Commented by
ze_ph at 2008/10/28 16:58
ふうさん
腰の具合が優れずフィールドに出れていないような話を聞いていたので、キノコ採りに行かれているようで安心しました。
虫とシーズンが重なってしまうこともあって晩生種以外のナラタケは殆ど採ったことが無く、それ以外の時期のナラタケは専ら店で購入したものを食べていました。
たしかに、この時期に自分で採るナラタケの方が、身もしっかりしていて食べ応えがありますね。(状態の違いもあるのだとは思いますが)
晩生ナラタケが量的に少ないというのは知りませんでした。
たしかに、ナメコの生えるような環境だと、もうクリタケには遅そうですね。この1週間で急にキノコの時期が進んだ感がありますし。
Commented by
ze_ph at 2008/10/28 17:09
yasukenさん
ナラタケの食感は、まさに“ボリボリ”ですね。その呼称の方が分かり易いような気がします(笑)
サモダシの呼称は、沢モダシからきているらしいです。モダシというのは、〜タケぐらいの意味合いだと思っていたのですが、山形県辺りではナラタケのことをモダシと呼ぶらしく、厳密な語の成り立ちはよく分かりません。
コメントする