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ヒメオオクワガタ

▲ヒメオオクワガタのペア。結構大きな個体だった。 (2008年09月09日 青森県八甲田山 Nikon D200, 17-70mm)
セスジスカシバ
 ここ数年写真を撮るようになってから、捕虫網を持つことなんてほとんど無かったのですが、最近またよく網を振り歩くようになりました。でも、チョウは採りません。ガを採っています。

 最近スカシバガの仲間にハマっていると何度か書いたと思いますが、スカシバガの生態写真を撮るのは、本当に難しい。フェロモントラップ以外ではそう簡単に見つけられるものではないし、フェロモントラップで誘引しても、まず止まることは無くて周囲を飛び回るだけ。それに、長い時間留まってもくれません。(すぐに飛び去って戻ってこない。)
 もちろん本当は採集より撮影がしたいのですが、僕の技量で確実に成果をあげようと思うと、正直、採集するしか術がありません。飛翔写真は撮ろうと思えば撮れなくもないのですが、キタスカシバのようにもう十分記録のある種ならまだしも、ろくに記録も無い珍種で飛翔写真に挑戦するというのは、かなり怖いです。今日もキクビスカシバ(結構珍しい)がトラップに飛んできたのですが、飛んでいるキクビスカシバにカメラを向ける勇気はありませんでした。

 ただ、このセスジスカシバだけはちょっと違って、フェロモントラップとは関係無しに、葉上に止まっている個体や産卵している個体を見つけられています。(逆にフェロモントラップでは成果が全くあがっていないのだけれど・・・。)なかなか近づけない上に、(夕方に活動するため)あまり光条件に恵まれないので、簡単とは言えないのですが、それでも一応何とか生態写真が撮れます。
 昨日は、目の前で交尾をする様子も観察できました。ただ、交尾を始めたのがもう日没してしまってからのことだったので、暗すぎて上手く写真が撮れません。そこで、そのペアを交尾した状態のまま持ち帰って、部屋で撮影することにしました。基本的に、虫の写真は野外で撮る、というスタンスを曲げるつもりはないのですが、場合によっては室内写真も有り、というか、仕方無いかな・・・と。室内写真も撮るけれど、野外での写真とは区別して掲載するというのが、自分なりのルールになりそうです。



▲セスジスカシバ。上の写真は、交尾ペアを持ち帰って屋内で撮影。下の写真は野外で撮影したメス。 (2008年09月09日 青森県黒石市 Nikon D200, 150mm)
キベリタテハ

▲キベリタテハ。父撮影。 (2008年08月17日 青森県八甲田山 Nikon D40, 150mm)


▲「キベリ」つながりで、キベリヘリカメムシ (2008年09月08日 青森県梵珠山 Nikon D200, 17-70mm)
クサアリモドキの社会寄生
[2010.04.30追記: 丸山さんによると、画像のケアリは、トビイロケアリではなくハヤシケアリっぽいとのこと。]

 1人で梵珠山に入ってスカシバガのフェロモントラップをかけていると、偶然トビイロケアリの巣が目に入りました。ただ、その巣の様子がちょっと変で、巣の出入り口から黒くて大きなアリらしき昆虫の後脚(明らかにトビイロケアリでない)がはみ出ています。
 気になったので巣を少し壊して内部を見てみると、そこにはクサアリモドキの女王がいました。

 確かアリには別種のアリに社会寄生する種が結構あったはずだから、これもその類かな・・・などと思い、帰ってから調べてみると、クサアリモドキを始めクサアリ亜属のアリは他のアリの巣に入り込んで社会寄生するということが分かりました。さらに、クサアリモドキはトビイロケアリに社会寄生するらしく、どうやら予想は当たっていたようです。

 ところで、クサアリモドキの女王が、トビイロケアリの働きアリたちから執拗な攻撃を受けていたのですが、これは侵入者だということがバレて(?)寄生に失敗してしまったということなのでしょうか。僕が巣を壊して働きアリを興奮させてしまったせいだったりして・・・



▲トビイロケアリの巣内で見つけたクサアリモドキの女王。クサアリモドキはトビイロケアリに社会寄生することが知られている。しかし、クサアリモドキの女王はトビイロケアリの働きアリから執拗な攻撃を受けていた。 (2008年09月05日 青森県梵珠山 Nikon D200, 150mm)
シロスジカミキリの産卵


▲シロスジカミキリの産卵。樹皮をかじって傷つけ、そこに卵を産みつける。 (2008年08月31日 青森県深浦町 Nikon D200, 150mm)
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