セスジスカシバの幼虫を撮影した。9月に成虫を撮影する傍ら採取した卵から父が飼育しているものだ。セスジスカシバは大きな赤褐色の卵を葉の縁に産むから、採卵自体はとても簡単。ちなみに、この幼虫はおそらく3齢だろうという話になっている。
さて、このブログの読者層を考えるとこんな説明は不要かもしれないけれど、スカシバガ類の幼虫は葉を食べて育つ一般的な鱗翅目とは異なっていて、枝や蔓などの中に潜って育つ。外見も、全く知らない人が見たらカミキリムシの幼虫あたりと見間違われてしまいそうな姿をしている。やれ木質部を食べているだとか、やれ樹液を吸っているだとか、いろいろな話を耳にするけれど、実際何を食べて育っているのかよく分かっていないらしい。飼育にはそれなりの自信があるらしい父も、扱いには戸惑っているようだ。
▲セスジスカシバの幼虫。全長約8ミリ。 ―2008年12月14日 飼育下
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