過去の記事
2017 | 01 | 03 |
2016 | 01 | 03 | 04 | 05 | 07 | 09 | 10 | 11 |
2015 | 01 | 02 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 |
2014 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 12 |
2013 | 01 | 02 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 |
2012 | 01 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 12 |
2011 | 01 | 02 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
ブログ内検索
<< 前の記事 | | 次の記事 >>
南ベトナム 12月30日
[12月30日]
 今度は朝からGung Reへ。心配していた天気も全く問題なし。
 小ピークまで登ると、青いイナズマチョウの仲間が2頭、テリトリーを張っていた。うち1頭は新鮮なTanaecia julii。広域分布の普通種らしいけれど、綺麗で迫力があった。とても敏捷で、撮影は大変。




Tanaecia julii ♂ ― 2009年12月29日 Gung Re, Di Linh, Lam Dong, VIETNAM

 ちなみに、もう一方の個体は、ややスレの目立つ Cynitia stellata だった。2004年に記載されたばかりの種。
 そうこうしていると、何やら、見覚えのない変な黒いアゲハが頭上高くを飛んでいった。さっきからモンキアゲハが周りを飛んでいるけれど、それとは絶対違うし、シルエットも飛び方も普通じゃなかった気がする。となると、クロカギバ? いやいや、そんなはずは。
 その頃、10mくらいの高い木の上で、いくつもの黒い影が争い飛んでいた。なんでも、その影の中に気になるものがあるらしい。海野さんはそれを撮影して、種類を見極めようとしていた。
 しばらくして、海野さんに呼ばれる。木の上の影の正体は、あるものは Athyma nefte だった。けれど、またあるものは、何と、クロカギバアゲハ Meandrusa lochinus だったと言う。信じられない。梢を見上げると、確かに、やや小ぶりな黒いアゲハが2〜3頭、他の蝶に混じって凄まじい速さで飛んでいた。タテハみたいに硬質な羽ばたきで、一見するとアゲハチョウには見えない。すごい。僕は見極められなかった。


クロカギバアゲハ♂ Meandrusa lochinus ― 2009年12月29日 Gung Re, Di Linh, Lam Dong, VIETNAM

 小ピークから戻る途中、イシガケチョウ Cyrestis thyodamas の蛹を見つけた。通路から離れた位置に付いていたのに、どうして見つけられたのか、自分でもよく分からない。


イシガケチョウ Cyrestis thyodamas の蛹 ― 2009年12月29日 Gung Re, Di Linh, Lam Dong, VIETNAM

 ホテルに戻ると、28日に見つけたイナズマチョウらしき蛹が、羽化していた。驚いたことに、コケムシイナズマのメスだった。
<< 前の記事 | | 次の記事 >>
最近更新されたリンクブログ >>全て表示
虫つれづれ@対馬v2 ― ホシチャバネセセリ
活動日記 ― オオイチモンジ
ありんこ日記 AntRoom ― 巨大なサスライアリのオス
ふしあな日記 ― 6月某日、某所(その4)
蝶の観察記録-十勝蝶改め相模蝶の観察記録 ― クロマダラソテツシジミ
世界のブナの森 ― アメリカのオオミズアオ
蝶の玉手箱 ― アカタテハの羽化
北のフィールドノート ― カマキリが・をくうの・に当てはまるのは
小畔川日記 ― 小畔川便り(アゲハの吸水-19(2022/9/10.11))
鳥蝶ビデスコ ― オジロトウネン
投稿者
ze_ph(記事数:1183
Celastrina(記事数:19
その他
総アクセス数
今日:今日のアクセス数 昨日:昨日のアクセス数