このクロオビフユナミシャクは、
オスならどこでもよく見かけるのですが、なぜか去年はメスを見つけられませんでした。久しぶりに、翅の発達した、というか、翅の退行的進化が不十分な、というか、そんなフユナミシャクのメスを見つけると嬉しくなってしまいます。フユシャクのメスは、翅が小さくなったり、あるいは消失してしまっているところが美点だというのに、それに対して翅の大きさを求めるのは矛盾しているような気がしないでもないのですが、レピ屋の性なのか、結局翅に惹かれてしまいます。
クロオビフユナミシャクのメス ― 2009年11月17日 青森県鰺ヶ沢町