▲ギンイチモンジセセリ(6月9日 青森県深浦町 PENTAX *ist DS,105mm)
▲ギンイチモンジセセリ。父撮影。(6月9日 青森県深浦町 PENTAX *ist DS,105mm)
▲ミヤマチャバネセセリ(6月9日 青森県深浦町 PENTAX *ist DS,105mm)
▲カラスアゲハ。父撮影。(6月10日 青森県青森市 PENTAX *ist DS,105mm)
▲カラスアゲハ。父撮影。(6月10日 青森県青森市 PENTAX *ist DS,105mm)
随分と更新をサボってしまいました・・・画像もたまってしまっているので、今日は夜にもう一度更新します。
ギンイチモンジセセリとミヤマチャバネセセリは、どちらも今まで見たことがないわけではなかったのですが、撮影するのは初めてでした。
両種とも近年急激に数を減らしています。特にギンイチモンジセセリは、かつて歩いていれば勝手に足にぶつかってくるほどの数がいたのだと聞きますが、今では探してもなかなか見つかりません。
父も、「ギンイチが第二のチャマになるような気がする」と、よく言っています。(6月13日の記事参照)
でも、減っている理由はよく分りません。少なくとも見た目に環境は変わっていませんし、農薬の影響がないような場所からも姿を消しています。ギンイチが採集圧を受けるような種だとも思えません(というか、沢山いた時代には採集の対象にならなかったはずです)し、食草だって、どこにでも生えているススキです。
どういうことなのでしょう・・・。
話は変わりますが、先日大学の生協で「昆虫と自然 2007年6月号」を買いました。普段、昆虫と自然は立ち読みするだけであまり買わないのですが、今回のはじっくり読んでおきたいと思ったので。
「虫を採る・虫を放す」という特集だったのですが、とても良い内容だと思いました。例えば、放蝶の何が問題なのかと聞かれても、相手に納得してもらえるような答えを出すのは難しいと思うのですが、この特集ではその辺が上手く書かれていたような気がします。
藤井さんの書いている「昆虫採集の功罪」も、僕たち虫屋が最低限心に留めておくべき内容。(父は「藤井の文章にしてはテンポがイマイチだ。普段はもっと流れがある。」なんて酷評をしていましたが・・・)
僕は別に「昆虫と自然」の回し者ではありませんが、この号はお勧めです。
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まさ at 2007/06/16 20:25
おお・・・今夜は2回も更新。楽しみ。
「昆虫と自然」、市の図書館に置いてあり何度か読んだことありますが、私には内容がちょっと難しくて・・・。でも6月号チェックしてきます。
九州は今週からフジの季節。ちょっと探してきましたが凄まじい採卵の痕に悲しくなりました。(ブナが丸坊主・・・。)自然を愛でる気持ち、配慮を忘れてはいけませんね。某ネットオークションの登場でモラルの欠如に拍車がかかっている様に思えます。卵、蛹、ピンセットで翅を広がられた蝶、見てられません・・・。
Commented by Noreen at 2007/06/17 06:25
ギンイチモンジセセリ、まだ出逢った事がなくて今年こそは!と思っている蝶です。
数は多くないようですが、身近な場所にいそうな感じがしています。
閉翅側面も魅力的ですが開翅の渋い色に憧れています。
2枚目が良いですね〜♪
Commented by ゆうざん at 2007/06/17 15:34
この記事を見てちょっと心配になり、3〜4年程前に見つけた仙台市のギンイチ発生地へ探しに来ました。
とりあえず1時間ぐらい探して3個体見つけることができたので一安心です。環境も変わっている様子はありませんね。
Commented by 蝶山人 at 2007/06/18 14:19
亀レス申し訳有りません。
週末はピーカン照りの南アルプスへ
今年最後のクモツキ攻勢をかけましたがnullでした。
ギンイチ(銀一)は茨城では辛うじて健在
ミヤマチャバネはもう20年近く見ていないので
今度栃木へ撮りに行こうかと思っています。
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ze_ph at 2007/06/19 17:52
まささん
採卵は発生木が弱らないよう十分に配慮することが絶対条件かと思うのですが、マナーの悪い方は枝をがむしゃらに切り落としてしまったりするようですね・・・。
例えオークション等での売買目的の採卵であったとしても、僕はそれ自体は否定できないと思っています。しかしながら、環境への配慮は欠かさないで欲しいものですね。
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ze_ph at 2007/06/19 17:54
Noreenさん
ギンイチモンジ、北海道ではそれなりに残っているのでしょうか?
ところでNoreenさんの身近な場所って、僕達からしたら十分すごいところのような気も・・・(笑)
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ze_ph at 2007/06/19 17:56
ゆうざんさん
仙台市でも健在ですか。良かったです。
とはいっても、本来その何倍、何十倍という数がいなくてはならない蝶なのでしょうけれど・・・。
環境が変わっていないのに減っているというのが、難しいところですよね。
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ze_ph at 2007/06/19 18:01
蝶山人さん
ギンイチはどこも辛うじて・・・という状態のようですね。
この状況はいつまで保てるのでしょうか。何年・何十年後のことを考えるとちょっと心配になります。
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