初めて軟化展翅をしたのは16歳の頃でした。このとき展翅したのは、渋谷の志賀昆虫普及社から購入した「台湾産豪華シジミセット」なるもので、フォルスターミドリシジミ
Euaspa forsteriなどが入った当時としては本当に豪華な内容でした。この中に、尾状突起が3本もある奇異な蝶・ララサンミツオシジミ
Horaga rarasanaが入っていて、緊張しながら熱湯注射したことを覚えています。
あれから35年。初めて生きたミツオシジミの仲間
Horagaに出会うことができました。
ファブロニアと同様、運良く目の前の茶畑に舞い降りてくれた
Horaga syrinx。お茶の葉が繁ってうるさいのが気になりましたが、贅沢は言っていられません。3本の尾状突起に35年前の思い出を重ねながら、静かに シャッターをきりました。
▲ミツオシジミの仲間
Horaga syrinxのメス ―父撮影 2008年12月30日 Dambri, Lam Dong, VIETNAM
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Commented by えいきち at 2009/01/17 12:32
Araotes lapithisもHoraga syrinxも採ったことがありません。
時期的なものなのだろうか。
やはり時期を変えてまた行かないといけないなあ。
それにしても、きれいな写真ばかりで、うっとりでーす。
この時期国内の蝶の話題がないので、楽しみが倍加されますね。
えいきちさん
えっ、何度もベトナムを歩いていらっしゃるので、Araotes lapithisやHoraga syrinx は採集なさっているものと思っていました。私の運が良かっただけなのでしょうか・・・・とはいえ、どちらも裏面の画像を撮っただけ。翅表を見ることがないまま飛び去ってしまいましたが・・・・
Commented by misuji at 2009/01/19 01:42
1978年に台湾中部でミツオシジミとった記憶があります。なつかしいです。
ベトナムは多くのチョウが観察されていいですね。自分の好きなミスジやイチモンジの仲間もたくさんいるでしょう。ベトナムのミスジ魅力的ですね。これらのグループの写真も見たいですね。
misujiさん
30年前に台湾のミツオシジミだなんて、すごいですね。かなりな稀種だったように記憶しています。ミスジやイチモンジはあまり多く撮影していませんが、個性的な色彩の種が後日掲載できると思うのでご期待下さい。
Commented by misuji at 2009/01/20 14:52
それは楽しみです。環境写真もお願いします。
misujiさん
環境写真もそれなりに撮ってきたのですが、ze_phは撮り方が粗末だと愚痴ります。きびしい管理人から許可がでたら、掲載できると思います。
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