キクビスカシバは、まだトラップに飛んでくるものしか見たことがなく、野外での生態写真は撮れていません。そういうわけで今回も、3枚目のセスジスカシバの写真を除いて、他の2枚(キクビスカシバ)の写真は室内で撮影しています。
キクビスカシバは、
Nokona属の中では抜きんでて大きく、食餌植物は特殊(ミヤママタタビ、サルナシ)で、擬態の完成度もなかなか(モデルはオオフタオビドロバチあたり?)。それでいて結構な珍品なので、マニア心がかなりくすぐられる種です。いつかは野外で生態写真を撮ってみたいとは思っているのですが・・・
▲キクビスカシバ。オオフタオビドロバチあたりに擬態しているのだと思う。採集した後、室内で撮影。 (2008年09月11日 青森県黒石市にて採集 Nikon D200, 150mm)
▲翅をはばたかせるセスジスカシバ♀ (2008年09月11日 青森県黒石市 Nikon D200, 150mm)
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Commented by farfalla6565 at 2009/05/25 18:48
いつも楽しく拝見しております。
その中で「キクビスカシバは、まだトラップに飛んでくるものしか見たことがなく」とありますが、トラップに使用した誘引源はどのスカシバのものだったのか、お教えいただけませんでしょうか。
実は、私は病害虫の発生予察をやっているものですが、最近キウイフルーツで本種の被害が増加して困っております。生態面も十分に解明されていないようなので、まずは成虫の発生時期から調査してみようと思っております。
ご教示のほど、よろしくお願いいたします。
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