毎年この時期恒例の、フユシャクのメス探しをしてきました。(前回のエルタテハの写真はその副産物です)
前々から交尾の写真が撮りたいとは思っていたのですが、ただ普通にメスを見つけるだけでも大変なのに交尾なんて・・・と思い続けていました。
でも、今回初めて見つけて思ったのですが、
「木の幹にオスが見える≒そこにメスもいて交尾してる」
なのですね。
・・・今更ながら、逆に交尾状態の方が見つけやすいということに気付きました。
▲クロスジフユエダシャクの交尾 (11月7日 岩木山 Olympus E-330,14-54mm)
▲オオナミフユナミシャクあるいはコナミフユナミシャクのオス。良い具合に隠蔽擬態している。 (11月7日 岩木山 Olympus E-330,14-54mm)
この記事のトラックバックURL
http://ze-ph.sakura.ne.jp/zeph-blog/tb.php?118
Commented by ぽんぽこ山本 at 2007/11/13 01:09
まさに正解なのです! フユシャク屋さんは、枝先などでチラチラとまとわりつくように飛ぶ雄を見つけ、その近くでコーリングしている雌を探すのですよ!その時の雌はシャチホコのようにお尻を持ち上げ、江頭2:50状態でかわいいです!
是非とも撮影してくださいませ! アップ待ってるぜ〜い!!
Commented by
ze_ph at 2007/11/13 23:12
>ぽんぽこ山本さん
いつもそんな状態を期待して怪しい動きをしているオスがいないか見ているのですが、そういう場面にはまだ出会ったことがありません。
うーん。。
こんにちは。小学校の時、図鑑でフユシャクの交尾写真をみました。メスの匂いを頼りに飛べるオスが探し出すそうですね。なぜ、メスだけ翅がないのでしょう?不思議です。
Commented by ぽんぽこ山本 at 2007/11/16 01:24
ze phさん
交尾の場所が意外にも枝先であったり、先端で見られることも多いです。
公園の杭(偽木)・枯れ枝・墓石・外灯の笠・サクラの枝先(地上5m)などです。
最後の地上5m・・・これが意外にも高い所で交尾している事が多いようです。
竿の先につり用の餌箱などを固定しその中に落として採集します。 ネットが使えない場所(枝が込み入って)も多いですし、交尾したまま落ちます。 ネットはどうも都合が悪いです。 お試しあれ!
ちなみに私はアルミの4m三脚ハシゴ(軽いんだな)を担いで自宅のまわり(庭ね!)で採集しています。 再度・先端に注意です!
Commented by
ze_ph at 2007/11/17 00:02
空飛ぶyurikaさん
フユシャクのメスが翅を持たないのは、翅の分の表面積を減らすことで、熱の放散を極力小さくするためだと言われています。また、飛ぶ分のエネルギーを節約するという意味合いがあるという人もいます。
冬の寒さの中でも活動するため、オスは探雌行動、メスは産卵に、それぞれ役割を分担して、各々が自分の役割に限られたエネルギーを注ぎ込むという、とても理に適った戦略だと思います。
Commented by
ze_ph at 2007/11/17 00:04
ぽんぽこ山本さん
なるほど・・・
ちょっと気をつけて探してみます。
コメントする