クロシジミは、クロオオアリに育てられるという、特殊な生態をもつチョウです。日本には、アリと深い関係を持つチョウがクロシジミを含めて5種(クロシジミ、キマダラルリツバメ、ムモンアカシジミ、ゴマシジミ、オオゴマシジミ)います。これらは「アリ蝶」として一括りに扱われがちですが、このうちアリから給餌を受けるのはクロシジミとキマダラルリツバメの2種だけです。
さて、このクロシジミですが、東北地方ではかなり危機的な状況にあるようです。青森県でもかつては太平洋側に局地的な発生地が存在していたらしいのですが、記録が途絶えて久しいと聞いています。
先日、丸山さんの
断虫亭日乗で、このブログが紹介されていました。
世界のブナの森や
とある昆虫研究者のメモといった、普段愛読しているブログと並んで紹介されていて恐縮してしまうのですが、素直に嬉しいです。
今回の中で最も白かった個体とその翅表 ― 2009年07月20日 秋田県南部
2009年07月20日 秋田県南部
父撮影 2009年07月20日 秋田県南部