このシラキトビナナフシにはまだ学名が付いていません。どんな図鑑にも
Micadina sp.(=トビナナフシの一種)と紹介されています。
つまり、誰でも新種記載しようと思えば新種記載できる状態にあるのですが・・・ここまで有名な種に今さら学名を付けて自分の手柄にするなんて、何かしらの動機(図鑑を出すとか、この分類群をまとめ直すとか)がない限り恥ずかしくて誰も出来ないわけで、今後もしばらく学名はつかないのではないかと思います。
このシラキトビナナフシ、実は結構な珍種らしく、ヤスマツトビナナフシなどは格が数段違うようです。
本来は、高標高地のブナ・ミズナラ林に生息するナナフシなのだそうですが、我が家では低標高なカシワ林内に生えたコナラの木で発生を毎年確認しています。
▲シラキトビナナフシ(8月7日 青森県津軽半島 PENTAX *ist DS,17-70mm)
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そよ風ふく at 2007/08/11 08:49
学名・新種については、いろいろと苦労があると、先日の湊さんの講演会でうかがいました。
このナナフシも変なしがらみがあって、学名を付けてもらえないわけですね。
よろしかったら、私、つけますけど。。それとも、ze_phさん、いかがですか?! (笑)
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ze_ph at 2007/08/11 22:58
そよ風ふくさん
今の日本のナナフシの権威!みたいな人が命名してしまえば、それで誰も文句は言わないだろうし全部丸く収まることだと思うのですが、なかなか上手くはいかないみたいです。
でもここまでくると、和名はあるのに学名がない、というのがある種このナナフシのアイデンティティにもなっているような気がしてきて、いっそこのままでも良いのかなぁなんて思ったりもします。
Commented by ゆうざん at 2007/08/13 00:02
シラキトビナナフシは、珍種というイメージはないですね。北東北のある程度まとまったコナラ・ミズナラ林でビーティングすれば大抵見つかります。むしろ普通種って感覚ですね。
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ze_ph at 2007/08/14 00:32
ゆうざんさん
うーん。
結局環境の問題なのですかねぇ。
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