「人面蛹」として知られる、シロモンクロシジミ
Spalgis epius の蛹です。放置畑のコーヒーノキから、父と海野さんが1個体ずつ見つけていました。そのほか、羽化殻はいくつも見つかったのですが、時期が悪かったのか、
成虫は全く見かけませんでした。多くは葉の表面で蛹化していて、白黒のパターンや、そのテカリ感、というか、ヌメリ感は、いかにも鳥糞擬態という感じ。日当たりの良い葉表で蛹化することで、蛹期が短くできるのかも。
そういえば、これに比較的近縁な日本の
ゴイシシジミ Taraka hamada の蛹も、似たようなテカリ、ヌメリ感がありますが、あれは何なのでしょうか。モノアラガイに似て見える気はするけれど、仮にモノアラガイ擬態だとして、意味、あるのかなあ
……。
シロモンクロシジミ
Spalgis epius の蛹 ― 2009年12月25日 Dambri, Lam Dong, VIETNAM
別の個体。この個体は葉の裏面で蛹化していた。 ― 2009年12月25日 Dambri, Lam Dong, VIETNAM