いま僕が最も注目しているフユシャクが、これ。弘前公園のイチモジフユナミシャクです。著しい黒化個体が高頻度に見られ(普通は2枚目の写真のような緑白色)、メスのおよそ3分の1〜半分ほどの個体が黒化しています。しかし、オスでは、少なく見積もってもメスの数倍の個体数を見ているにも関わらず、これに対応するような黒化個体を見つけられていません。限性的、ないしは伴性的に伝わる遺伝形質なのかも。
イチモジフユナミシャク♂ ― 2009年11月20日 青森県弘前市
普通型のメス ― 2009年11月20日 青森県弘前市
黒化型♀の産卵 ― 2009年11月18日 青森県弘前市
黒化型の中でも、黒化の程度に変異が見られる ― 2009年11月18日 青森県弘前市