ここしばらく2日に1回以上のペースでキクビスカシバを探し歩いているのですが、なかなか見つかりません。全く採れていないわけではないのですが、手ごたえは皆無です。去年は1日で5頭採れたこともあったのですが、あれは運が良かっただけなのでしょうか。慰みにクマイチゴに産卵するセスジスカシバを眺めたりするのですが、それすらろくに見られないことも。
キクビが全然採れないのに対してヒトスジコスカシバはぽつぽつと採れ続けていて、今日も1♂を採集しました。ヒトスジコスカシバは6月下旬から採れているので、少なくとも3ヶ月近く発生し続けているということになります。このような発生期間の長さはスカシバガ類の1つの特徴とされていて、スカシバガ類の(成虫の)個体密度が低いのはそのためだとする説も。しかしながら、ここまで極端だと本当に多化していないのかと疑いたくなってしまいます。
クマイチゴへの産卵。産みつける位置は決まって葉裏の外縁部。 ― 2009年09月16日 青森県深浦町