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ウスオビフユエダシャク

ウスオビフユエダシャク Larerannis orthogrammaria のメス

2015年11月01日 青森市
ヒメクロオビフユナミシャク
ヒメクロオビフユナミシャクは、ブナを食樹とする深山性のフユナミシャクで、いわば冬尺蛾界のフジミドリシジミのような存在です。メスの翅を退化させることで寒冷な気候に適応したフユナミシャク類の中では、この種のメスの翅が抜きん出て大きく(けど勿論飛べない)、なんというかロマン溢れる形態をしています。かねてより憧れていた種類なのですが、昨年までは探しても空振りを続けていました(今思えば行く時期が遅すぎた)。2日間連続で観察して、いずれの日も多数のオスと5-6個体のメスを発見できました。


ヒメクロオビフユナミシャク Operophtera crispifascia の交尾


オス


メス




尾端を突き出してコーリング(雌性フェロモンの放出)をするメス。午後7時頃。



2015年10月 八甲田山
カバシャク
早春にのみ出現する美麗な昼行性シャクガで、先日紹介したクロフカバシャクの近縁種です。クロフカバシャクのような大珍品ではないものの、やはり少ない種類で、間近に見たのは初めて。クロフカバシャクより一回り大きく、前翅の白帯が明瞭で、オスでは触角が数珠状になります。食樹はカバノキ類。
吸水や吸蜜に下りてくるなんて話をよく聞くのですが、そんな夢のようなシチュエーションには一度も遭えませんでした。ダケカンバの大木の樹冠近くにとまっているものが僅かに見られたのみ。


カバシャク Archiearis parthenias のメス
クロフカバシャク
日本では青森・岩手の2県からしか記録されていない早春性・昼行性のシャクガです。岩手県の近況を把握できていないのですが、少なくとも青森県では、30年間記録が途絶えていました。近縁種のカバシャク Archiearis parthenias とは前翅の模様や雄の触角形状で区別でき、食樹も違います(本種はヤナギ科、カバシャクはカバノキ科)。
腰を抜かす思いで採集した後、震え上がりながら自宅で撮影。




クロフカバシャク Archiearis notha のメス


オス


産卵直後の卵


2日後、淡い黄緑色から暗い紫色に変化しました
ウスオビフユエダシャク

ウスオビフユエダシャク♂ Larerannis orthogrammaria


ウスオビフユエダシャク♀

2013年11月09日 弘前市
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