先日、大学での友人の
Vespaさんと
ふんたさんから、「弘前公園でフユシャクを見つけた」という話を聞きました。
フユシャクの仲間にはサクラを食樹とするものが結構多いので、桜の名所として知られる弘前公園でフユシャクが見られるのは、ある意味当然といえば当然なのかもしれません。(そういえば、以前フユシャクの探し方を
spaticaさんに伺った時も、公園の桜を見ると良いとアドバイスを受けました。)
この公園は、家から車で10〜15分ほどと手頃な距離にあり、フユシャクが見られるのであれば是非にもこの時期のレパートリーに加えたいフィールドです。
そういうわけで、どの程度フユシャクがいるのか確認しておきたいと思い、今日試しに行ってみることにしました。
とは言っても、それほどヤル気があったわけでもなく、午後2時までのドラマを見てから家を出たので、公園に着いたのは2時半過ぎ。太陽は少し傾き始めていました。
しばらく歩いてみたのですが、見つかったのはウスバフユシャクの仲間のオスが数頭と、越冬中のナミテントウが1頭だけ。それらの撮影にいちいち時間をかけ過ぎたということもあって、そんなこんなしているうちに日没してしまいました。
寒いし暗いからそろそろ帰ろうか、なんて思っていた矢先、ソメイヨシノの幹で何やらうごめくモノが。顔を近づけてよく見ると、オオナミフユナミシャクのメスでした。
嬉しい!
しかも、そのソメイヨシノの木は、弘前城が堀越しにちょうど見える位置にあって、願ってもない好条件でした。
▲ オオナミフユナミシャクのメス。日没直後に弘前公園にて。(12月8日 弘前市 OLYMPUS E-330, 魚露目8号)