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ヒオドシチョウ

▲ヒオドシチョウの蛹の死骸。羽化直前の蛹殻が剥離した状態で死んだのだろうか、妙に綺麗な姿のまま残っていた。(11月4日 梵珠山 RICOH GR DIGITAL)


▲エノキタケ。栽培モノの白くて細長いエノキタケはいつも見ているけれど、こういう本来の姿をしたエノキタケを見るのは初めてだった。 (11月4日 梵珠山 OLYMPUS E-330, 14-54mm)


▲エノキタケ (11月4日 梵珠山 OLYMPUS E-330, 14-54mm)


▲エノキタケ (11月4日 梵珠山 RICOH GR DIGITAL)


▲どこかマツタケを彷彿させる、美味しそうな外見のキノコ。でも、例によって何なのか分からない。 (11月4日 梵珠山 RICOH GR DIGITAL)


▲ムラサキシメジ。色が色なだけに、初めて食べた時はちょっと抵抗があった。 (11月4日 青森市 RICOH GR DIGITAL)
秋といえば
秋といえば・・・

そうです。キノコです。(無理矢理)

というわけで、今回もまたキノコ狩りに行ってきたので、キノコの記事です。

でも、このBlogの読者さんの殆どは「キノコなんて興味ないよ!虫の写真出せ!」って思ってるかも・・・(苦笑)


今回はナラタケが沢山採れました。
キノコ汁は、ナラタケのが一番好きなので幸せです。


▲ナラタケ。この辺ではサモダシと呼ばれる。 (10月31日 青森市 RICOH GR DIGITAL)


▲ツタウルシとナラタケ (10月31日 青森市 RICOH GR DIGITAL)


▲ダイコクシメジはちょっと時期が過ぎていた (10月31日 青森市 RICOH GR DIGITAL)


▲種名不詳。でも綺麗。 (10月31日 青森市 RICOH GR DIGITAL)


▲シモフリシメジ (10月31日 青森市 RICOH GR DIGITAL)


▲シモフリシメジ (10月31日 青森市 RICOH GR DIGITAL)


▲知らないけれど、なんだか美味しそうな見た目のキノコ (10月31日 青森市 RICOH GR DIGITAL)


▲ハタケシメジ。浪岡の道の駅の芝生の中に結構生えていた。美味しいキノコなのだけれど、なんとなく生えている場所が衛生的じゃなさそうだったので採らなかった。 (10月31日 青森市 RICOH GR DIGITAL)
出会い
今日は、運命的な出会いがありました。

彼女は、ちょっと無骨で、そんなに若くはないけれど、他にはない魅力があります。

彼女は、近所のお店で、ガラス越しにこちらを見つめていました。

僕は、迷いながらも、声もかけずにその場を立ち去りました。

でも、彼女のことがどうしても気になります。

そこで、夕方には、彼女を迎えに行くことにしました。



・・・と、今回の記事は意味深な文章から始まります。













びっくりしましたか?
読んでいて恥ずかしかったですか?
でも・・・書くのはもっと恥ずかしいんです。

彼女=E-330(オリンパスのデジタル一眼レフカメラ)
そんなに若くはない=ちょっと型落ち
ガラス=ショーウィンドウ
迎えに行く=買いに行く

で、脳内変換して読み返してみてください。

・・・

えぇ。E-330を買ってしまいました。
ボディのみの中古品で、小傷もちょっとありましたが、付属品は全部揃っていて、基本的に状態は良いです。それから、予備のバッテリーが余分に1つ付いています。
それを、なんと、25000円で買うことが出来ました!(パチパチ)

その勢いで先程、オリンパスの 14-54mm F2.8-3.5 をヤフオクで落札してしまいました。
こちらは42000円でした。レンズの方がボディよりも少々お高い・・・・


そういえば、画像なしでブログを更新するのは初めてです。
Lycaenaさんに負けない文章を・・・と思い、自分なりの工夫を凝らして書いたみたのですが、どうも空回りしてしまいました(苦笑)
近況
お久しぶりです。
気づくと2週間以上更新していませんでした。
あちこちで「最近更新してないけど、また体調でも崩してるんですか?」という心苦しい質問を受けるのですが、僕はいたって元気です。ただサボってただけです。
書きたいことはちょくちょくあったのですが、”忙しい”と”やる気が起きない”が入れ違いにやってきて、今に至ります。ごめんなさい。

というわけで、ここ2週間と数日の出来事を一度に紹介します。(今回の記事はかなり長いです。過去最長だと思います。書き上げるのに4時間弱かかりました。)

10月12日
居間に置いてあった父の携帯に非通知で電話がかかってきた。父は別の階にある自分の部屋で水槽をいじっていて、(当然ながら)気付かない。
しばらく放置してみる。・・・が、なかなか鳴り止まない。
とりあえず電話に出てみることにする。
僕「もしもし・・・・」
非通知「あ、もしもし。海野です。」
・・・以下略
というわけで(!)、翌々日の14日、海野さんに青森を案内させていただくことになりました。

10月13日
さて、海野さんを明日案内するにしても、問題が盛り沢山。
・時期的に虫を見るのが難しい
・場所はどこにしよう
・自分で車を運転しなくてはいけない
上2つはまぁいいとして(いいのか?)、3つ目のは致命的です。
だって、免許取って間もなく入院、それ以来運転したことがありません。
正直、怖い。
なので、母の車を借りて、練習がてら電気屋さんに行きました。
外付けのHDDが一杯になっていたので、500Gの外付けHDDを買いました。18000円くらいでした。
前回買ったHDDは250Gで2万円弱でした。前々回買ったHDDは160Gでこれもやっぱり2万円弱でした。昔家にあったiMac(五色のときのやつ)は内蔵HDDが4Gでした。
どんどん大容量化・低価格化が進んでいるなと思いました。
そんな一日でした。
あ、車の方は何とか動かせそうな手応えがありました。(危険)

10月14日
朝8時頃、海野さんをホテルに迎えに家を出発することに。(待ち合わせは8時半)
右折にドキドキ、車線変更にドキドキ、後続車からのクラクションにドキドキバクバク、でも何とか車の流れには乗れてたような気がします(多分)。
僕「おはようございます」(あ、なんとか事故らずに着けたみたいです)
海野さん「おはよう。今日はどこに?」
僕「えーっと、、梵珠山・・・
以下略
そういうわけで(毎度毎度適当)、梵珠山に行くことになりました。
(そのときの梵珠山の状況:天気→くもり、気温→寒い、虫→少ない)
越冬準備をする昆虫が何かそれなりに見られるかなーと目論んで行ったのですが、どうやらイマイチ。
それでも、ミカドフキバッタとアキアカネだけは沢山いてくれたので、とりあえず撮影しました。


▲建物の柱で日光浴するミカドフキバッタと、首にGX100をかけた海野さん。 (10月14日 梵珠山 RICOH GR DIGITAL)

あとはキアゲハの幼虫も何頭か見つかり、海野さんはそれを撮影していたようです。
キアゲハの低温期型の黒い幼虫をお見せしたかったのですが、そういう特殊な個体は見つかりませんでした。時期的にもちょっと早かったかも・・・。
しばらくすると日も差してきて、アカタテハやらイチモンジセセリやらが飛び始めました。


▲イチモンジセセリ (10月14日 梵珠山 RICOH GR DIGITAL)

でも、やっぱり虫は少なめ。ここは、思い切って・・・。
僕「海野さん、移動してキノコ見に行きませんか?」
海野さん「そうしましょう。」
・・・そうすることになりました。(いや、当然実際にはもっとちゃんとコミュニケーションとってますよ!?汗)
で、成果はこんな感じ(海野さんの小諸日記)
小さめのダイコクシメジが数株と、少し時期の過ぎたバカマツタケが1本だけ。
確かに、時期的にバカマツタケには遅いし、ダイコクシメジにはちょっと早いから、見つかっただけでも良しとしなくてはならないのかもしれないけれど、もう少し見つけたかった・・・。
その後、海野さんを空港にお送りして、僕の任務(?)は完了しました。(そうそう、空港でカレーをごちそうになりました。ありがとうございました。)
さて、ハラハラドキドキな運転の方ですが、何とか大丈夫でした。嘘です。空港の料金所で1度オーバーランしました・・・。

10月15日、16日
いつも通り学校へ。平穏な日々を過ごしました。(・・・というか覚えていないんですけど、多分そう。)

10月17日
父と2人で深浦へ。
ヤマトシジミは十数頭(この数字もかなりいい加減)見つかりましたが、やはり異常型は見つかりませんでした。
前回の記事でも書きましたが、異常型の出現率が低くなっているような印象を受けます。
なかなか見ごたえのある青いメスは数個体見つかりましたが(これは例年通り)、まともな写真になっていないので掲載できません。
他にはこういったものを撮影して楽しみました。


▲キバナコスモスで吸蜜するヒメアカタテハ (10月17日 深浦町 RICOH GR DIGITAL)


▲クロアゲハの終齢幼虫 (10月17日 深浦町 RICOH GR DIGITAL)

ヒメアカタテハを撮影したキバナコスモス畑は、一昨年最初にツマグロヒョウモンを見つかった場所。内心少し期待していたのですが、今年はヒメアカタテハだけでした。
それから、珍しどころでは、この日新鮮なウラナミシジミの♀を1頭確認しました。一昨年まで数年間安定してウラナミシジミが見られていたのですが、去年は全く見つかっておらず、なんだか随分と久しぶりにこの蝶を見たような気がしました。

10月18日
いつも通り学校へ。平穏な1日を・・・過ごせません。
というのも、2日後の20日に東北インセクトフォーラムで僕が基調講演をさせていただくということが、しばらく前(ちょうど入院していた頃)から決まっていたのですが、その準備を全くしていないのです。
必死に準備。急いで準備。若干雑でも、何とか間に合うように準備。

10月19日
いつも通り学校へ。平穏な1日を過ごせるわけもなく、講義中もメモ帳片手に翌日の基調講演(プレゼン)の準備をしておりました。
家に帰ってからも、もちろん準備。
たまに休憩。(この期に及んで)
そして準備。
・・・完成!
とはいえ、なんとか使用する画像だけは準備できたものの、話す内容の詳細はあまりよく考えていない。
まして人前で1時間もプレゼンテーションするなんて、そんなこと初めてだし、本番はどうやることなら・・・
考えてもどうにもならなそうなので、寝る。

10月20日
東北インセクトフォーラム初日。僕は基調講演をしなくちゃいけない。
・・・ガクガクブルブル。
本番前、緊張してそわそわする中、「春夏秋草」のLycaenaさんがやってきました。
Lycaenaさんは凄い。岩木山へ行くのも八甲田山へ行くのも自転車。テントも持たずに野宿前提で行動。そんな無茶ばっかやってて、Blogは写真も文章も面白い。
どんな人なのか一度会ってみたくて、無理矢理お誘いさせていただいたのでした。(プレゼンの準備で必死だったので、誘いのメールを送るのは父に頼んだけれど・・・。)
雨が降っているにも関わらず、この日もやっぱりLycaenaさんは自転車でやってきました。(会場は岩木山麓だったので、決して楽な道のりではないのですが・・・)
・・・さて、肝心の基調講演ですが、何を話したか自分でもよく覚えていません。。
とにかく前半は頭が真っ白で、しどろもどろ。
後半はちょっと落ち着いてきたけど、それでもやっぱりしどろもどろ。
東北の虫屋さんたち大勢の前で恥をさらしてしまった感は若干ありますが、良い経験になった・・・と思うことにしています(泣)
でも、「初めてのプレゼンにしては、まぁ良かったんじゃない?」とゆうざん撮影記のゆうざんさんに励まされ、ちょっと気は楽になりました(苦笑)
その後は色々な方と話したり、オークションに参加したり・・・そうこうしているうちに温泉に入りそびれました。
夜は、ゆうさんさん、Uさん、Lycaenaさん、それから僕の4人でしばらく話し込んでいました。僕も含めたその4人の平均年齢は多分20代後半くらい。高齢化の激しい虫屋の世界で、平均年齢が20代ってのは凄いことです。(今回の参加者全体での平均年齢はおそらく50歳くらいだと思うのですが、それでも虫屋の集まりとしては若い方だと思います。)

10月21日
東北インセクトフォーラム2日目。
・・・とはいったものの、フォーラムのほとんどのプログラムは1日目で終了しており、この日は昼前に解散。
解散後、嶽にある「山のホテル」でマタギ飯を食べて帰宅。

10月22〜23日
いつも通り学校へ。平穏な日々を取り戻す。

10月24日
この日は講義がないのでキノコ狩りへ。
もうバカマツタケの時期ではないので、狙いはダイコクシメジとナラタケ。
・・・で、成果はこんな感じ。


▲ダイコクシメジ。ホンシメジとも言う。「香り松茸、味しめじ」のシメジ。とにかく美味しい。 (10月24日 青森市 RICOH GR DIGITAL)


▲ダイコクシメジ。気温が低くなってくると、こういうふうに傘が黒くなる。傘の黒いものの方が美味しい。 (10月24日 青森市 RICOH GR DIGITAL)


▲ダイコクシメジにやってきたハエ。フンバエの仲間なのだろうか。←間違いのようです。コメント参照。 (10月24日 青森市 RICOH GR DIGITAL)


▲クリタケ。もっと大きくなるキノコだが、このくらいの大きさのものが好き。この辺りの人はアカツブレと呼ぶ。 (10月24日 青森市 RICOH GR DIGITAL)


▲スギタケの仲間のようにも見えるけれど、僕には分からない。見た目的には美味しそう。 (10月24日 青森市 RICOH GR DIGITAL)


▲シモフリシメジ。ナラノキシメジとも言う。このキノコはまだ出始めだった。この辺りの人はギンタケと呼ぶらしい。 (10月24日 青森市 RICOH GR DIGITAL)


▲種名どころか、食べられるのかどうかすら分からないキノコ。匂いと手触り的にはマズそうだった。 (10月24日 青森市 RICOH GR DIGITAL)

ナラタケが全く見つからないのはちょっとショックでした。
林が以前より乾燥してきていて、環境が少しずつ変わってしまっているような感じがします。
・・・と、気づくと写真は菌類ばかりですね(笑)
ヤマトシジミ
今日はヤマトシジミの様子を見に行ってきました。
全部で20〜30頭は見たと思うのですが、後翅上部の黒点がちょっとだけ流れてるかな・・・程度の個体が2頭ほど見つかっただけで、これといった個体は見つからず。
どうも最近、異常型の出現率・程度ともに下がっているような印象を受けます。(この程度のデータ数でそんなこと言うべきじゃないんでしょうけれど。)


▲ヤマトシジミ。後翅上部の黒点が少し流れた個体。今日はこのレベルのものが2頭見つかっただけだった。 (10月7日 青森県深浦町 PENTAX *ist DS,105mm)


▲※この写真だけ9月下旬に父が撮影。ヤマトシジミの低温期型♀。 (9月26日 青森県深浦町 PENTAX *ist DS,105mm)


▲オオウラギンスジヒョウモン (10月7日 青森県深浦町 RICOH GR DIGITAL)


▲日本キャニオン (10月7日 青森県深浦町 PENTAX *ist DS,105mm)
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