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ウスバシロチョウ

▲ウスバシロチョウ♂。前翅中室の黒色斑紋が減退した個体。(5月26日 青森県青森市 PENTAX *ist DS2,105mm)


▲ウスバシロチョウ♂(5月26日 青森県青森市 PENTAX *ist DS2,14mm)


▲ウスバシロチョウ♂。奥に見えるのは蝶山人さん夫妻。(5月26日 青森県青森市 PENTAX *ist DS2,14mm)
リンゴの花



スジグロシロチョウ2種、春型の見分け方に悩む

▲ヤマトスジグロシロチョウ♀(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS,105mm)


▲スジグロシロチョウ♀。比較のため再掲載。(5月9日 青森県弘前市 PENTAX *ist DS,105mm)


▲道路上でクロマルエンマコガネを襲うクロヤマアリ(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS,105mm)

スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウ(エゾスジグロシロチョウの本州亜種とされることもある)の春型の区別には、いつも困ってしまいます。
飛んでいるのを見れば雰囲気でおおよそどちらの種なのか見当はつきますし、図鑑にもいくつかの区別点が載っていますが、どの区別点もあまりデジタルな区別点とはならず、きちんとした根拠をもって同定しようと思うと難しいです。
しかし、つい最近標準図鑑を読んでいたところ、次のような記述が目につきました。

(春型のヤマトスジグロシロチョウは、)スジグロシロチョウとの区別は一層困難に見えるが、後翅裏面基部にある肩脈の状態で容易に判別できる。すなわち、本種(ヤマトスジグロシロチョウ)の肩脈は短く先端がにぶく不明瞭であるが、スジグロシロチョウでは、より長く外方へのび、先端は鋭くとがりより明瞭である。
―日本産蝶類標準図鑑から本文抜粋(カッコ内除く)

・・・これは確認してみるしかありません。この区別点は知りませんでした。
そういうわけで、肩脈(矢印で示している後翅基部の小さな翅脈)の周辺を拡大してみたのが上の2枚の写真です。
確かに、ヤマトスジグロらしき個体は肩脈が太短く不鮮明なのに対し、我が家の庭で撮影したスジグロらしき個体は肩脈が細長くシャープです。
もっと多くの個体を精査してみないことにはこの区別点の信憑性がどこまでのものなのか分かりませんが、生態写真でヤマトスジグロとスジグロを区別する際には役に立ちそうです。
海野和男さん

▲カキドオシで吸蜜するツバメシジミ♂(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS,105mm)


▲海野和男さんと僕。大学構内のレストランにて、城田先生撮影。(5月17日 青森県弘前市 RICOH GR DIGITAL)

城田先生と海野さんの計らいで、今日昼食をご一緒させていただくことができました。
海野さん、城田先生、ねぷた村の中村さん、それから僕の4人で大学構内のレストランに入ったのですが、そんなメンバーなので僕はもう緊張してガチガチです。だって・・・ねえ?僕以外の方は皆ビックネームですから・・・。
でも、いつも通っている大学構内のレストランで海野さんがパスタを食べているのは、なんか不思議な感じ。
昼休みという限られた時間の中でしたが、自然との関わりの考え方など興味深い話をしていただき、とても有意義で楽しい時間を過ごすことができました。
ただ、楽し過ぎて時間を忘れて話し込んでしまい、次の講義には遅刻してしまいましたけれど・・・。
ヒメシロチョウ

▲ヒメシロチョウのお見合い行動。雄は口吻を振り回して雌にぶつける。(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS,105mm)


▲ヒメシロチョウの雄と雌。こうして追飛した後、とまってお見合い行動をとる。(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS2,14mm)


▲ヒメシロチョウの飛翔。民家近くの休耕田で発生している。(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS2,14mm)


▲ヒメシロチョウの飛翔。飛ぶのが遅いので、試しに中望遠レンズで撮影してみた。(5月15日 青森県青森市 PENTAX *ist DS2,105mm)

観察していると、ヒメシロチョウは本当に面白い動きをします。
特にお見合い行動は、向かい合ってとまるというだけで十分面白いのに、口吻や触覚まで動かすという変わり様です。
しかし、今この蝶が全国的に減っていて、一部地域では絶滅ないしは絶滅危惧状態にあるのだそうです。
青森は比較的ヒメシロチョウの多く残っている地域ですが、それでも環境は変わっていないのに急にヒメシロチョウが消えてしまった産地もあり、油断はできない状況なのだと思います。
確かに見た目はつまらない蝶ですが、これほど興味深い生態をした蝶には何時までも飛んでいていてほしいものです。

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