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カラスシジミの幼虫とアリ [2006-05-31 21:38 by ze_ph]
十和田湖畔にて [2006-05-30 22:44 by ze_ph] 白いウスバシロチョウ [2006-05-28 18:52 by ze_ph] キベリタテハの求愛行動 [2006-05-27 21:46 by ze_ph] ミヤマセセリの吸い戻し・吸蜜 [2006-05-26 19:20 by ze_ph] コツバメの産卵 [2006-05-25 22:28 by ze_ph] トラフシジミ [2006-05-24 17:10 by ze_ph] オオモンシロチョウ [2006-05-23 22:36 by ze_ph] キアゲハのアカンベー? [2006-05-22 18:58 by ze_ph] 春のアサギマダラ情報 [2006-05-21 20:51 by ze_ph] サカハチチョウ [2006-05-20 20:00 by ze_ph] オツネントンボ [2006-05-17 23:11 by ze_ph] 飛翔写真 [2006-05-16 21:16 by ze_ph] ツマキチョウ [2006-05-15 19:34 by ze_ph] ヒメシロチョウの求愛・産卵 [2006-05-14 19:12 by ze_ph] ヒメシロチョウ春型 [2006-05-13 19:47 by ze_ph] 忘れがちだけど、これも成虫越冬 [2006-05-12 20:24 by ze_ph] モンシロチョウ [2006-05-11 17:46 by ze_ph] ヒメギスの幼虫 [2006-05-09 18:40 by ze_ph] ヒメアカタテハ [2006-05-08 18:06 by ze_ph] 春型キアゲハ [2006-05-07 12:12 by ze_ph] 夜桜 [2006-05-06 22:47 by ze_ph] クジャクチョウ [2006-05-05 18:24 by ze_ph] コツバメの飛翔 [2006-05-04 18:51 by ze_ph] エルタテハ [2006-05-03 23:03 by ze_ph] ヒメギフ、スジボソヤマキ [2006-05-02 22:13 by ze_ph] ヒメギフ飛翔写真 10連発 [2006-05-01 21:12 by ze_ph] ▲アリと、摂食中のカラスシジミの終齢幼虫(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO + 内蔵ストロボ) 先週末、父がカラスシジミの幼虫を見つけました。 食樹であるハルニレは周辺に何十本もあったのですが、幼虫の見つかった木は1本だけ。しかし、その木ではかなりの数の終齢幼虫が見られました。カラスシジミは一本の木に集中して産卵する傾向があるのだそうです。 また、地面近くの葉にいた終齢幼虫には、アリが集まっていました。シジミチョウ科の幼虫が蜜腺から蜜を出してアリと共生することは有名ですが、カラスシジミではあまり見られない行動です。 ▲カラスシジミの終齢幼虫(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO + 内蔵ストロボ) ▲カラスシジミの終齢幼虫。上の写真と同じ位置から広角撮影。(RICOH GR-DIGITAL + 内蔵ストロボ) ▲ハラヒシバッタの長翅型。十和田湖を一望する展望台の手すりにとまっていた。(RICOH GR-DIGITAL) 先日、キベリタテハを見に十和田湖に行きました。 十和田湖というと、日本有数の美しさを誇ると言われている景勝地です。蝶を見るついでに、景色まで楽しむことが出来ます。 ▲流木の上に咲くセイヨウタンポポ(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲カメノコハムシ。この手の虫の同定は苦手です。(RICOH GR-DIGITAL) ▲エゾハルゼミ(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲白いウスバシロチョウ♂。後翅内縁や翅脈上にまだ黒い鱗粉が残っているが、前翅中室は真っ白。(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) 今日は朝からどんよりとした曇り空。そこで、天気が悪くても見つけることが出来るウスバシロチョウを見に行きました。 本サイトの特集ページにも書いていますが、青森市近郊ではウスバシロチョウの白化個体が出現します。白化個体と言っても中間的な個体も多く見られるため、いわゆる異常型の類ではありません。しかし、中には前翅中室から後翅内縁、翅脈、そして胴体まで白い鱗粉で覆われ、驚くほど真っ白な個体も見られます。(参考写真←僕が小学5年生の頃の採集品です) そうは言うものの、当然そういう真っ白な個体はそうそう見つかるものではありません。それどころか、中室が白くなっただけの個体ですら日に数頭見れれば御の字だというのが現状です。まして、今日はウスバシロがそれほど活発に飛べるような天気ではありません。普通のウスバシロをちょっとだけ撮影できればいいや、程度の気持ちで出掛けました。 するとビックリ。行くなりスバシロチョウが止まっているのを見つけました。それも白いのを。親子1頭ずつ立て続けに2頭も。たしかに、どちらも翅脈や後翅内縁には黒い鱗粉が残ってる個体でしたが、天気のことを考えると予想を遥かに凌ぐ収穫です。それはもう、喜んで撮影しました。 ▲白くない普通のウスバシロチョウ♂。暇潰しに撮影していたら良い写真が撮れていてビックリ。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm + 内蔵ストロボ) ▲コンロンソウで吸蜜するウスバシロチョウ♂(父撮影 PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲白いウスバシロチョウ♂。このポイントも周りは畑。(RICOH GR-DIGITAL + 自作ワイコン) ▲白いウスバシロチョウ♂の飛翔(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm + 内蔵ストロボ) ▲白いウスバシロチョウ♂の飛翔(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm + 内蔵ストロボ) ▲求愛するキベリタテハ。おそらく、左が♀で右が♂。(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) 今日は十和田湖畔へ行きました。狙いはキベリタテハ。この時期ならではの求愛行動まで見ることができ、大満足です。 ただ1つ、ミヤマカラスアゲハをみすみす撮影し逃してしまったことだけが心残りですが・・・。 ▲雪が残っている場所も多かった(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm + PLフィルタ) ▲キベリタテハ(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲キベリタテハ(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲キベリタテハ(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲キベリタテハ(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm + 内蔵ストロボ) ▲ミヤマセセリ♀。ムラサキケマンでの吸蜜(父撮影 PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) 他の地域とは一歩も二歩も遅れてしまいましたが、僕の大好きなミヤマセセリです。 一昨年は♀を1頭、去年は♂を数頭見ただけで、まともな写真は殆ど撮れていませんでした。だから、普通種だと分かっていても、僕の頭の中でのランク付けではギフチョウよりも上です。今でも、ミヤマセセリを前にするとついカメラを持つ手が震えてしまいます。 ▲ミヤマセセリ♂(父撮影 PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲ミヤマセセリ♂(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲吸い戻し行動をとるミヤマセセリ♂(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲ツツジのつぼみに産卵するコツバメ。後翅表面も少しだけ見える。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) コツバメの産卵シーンです。後翅をすり合わせて前後させながら産卵していました。 ズームレンズで撮らないで、マクロレンズで撮るべきだったなぁと今更後悔しています(苦笑) ▲ヒメシロチョウの飛翔(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm + PLフィルター) ▲翅を開いたルリシジミ♀(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲ヤマキマダラヒカゲ(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲3頭で絡まりあって飛ぶスジグロシロチョウ。左から、♀、♂、♂。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲翅を開いたトラフシジミ♀(父撮影 PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) トラフシジミは夏型よりも春型の方が好きです。コントラストの強い裏面はとてもセンスの良いデザインだと思います。 先日、畑の脇に生えているウツギの木で数頭のトラフシジミが産卵しているのを見つけました。そういえばカメラを持つようになってからでは、初めて春型トラフシジミを見たような気がします。もちろん、撮影するのも初めてです。 ▲トラフシジミ♀。絵に描いたような里山環境だった。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm + PLフィルター) ▲トラフシジミ♀。ウツギに産卵。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm + PLフィルター) ▲トラフシジミ♀(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲オオモンシロチョウの追飛→交尾拒否。左下が♀、右上が♂。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) 青森県でオオモンシロチョウが発見されてから、今年でちょうど10年になります。元々ヨーロッパに分布していた蝶ですが、人為的にロシア東部に持ち込まれ、そこから日本にまで入ってきた・・・という経緯はご存知の方も多いかと思います。海外からやってきた大害虫として、一時期かなり大きく報道されました。北海道では在来種のモンシロチョウを脅かすほどに増えているようですが、青森ではそれほどでもありません。特に、日本海側ではまだ見たことがありません。どうやら、やませ(オホーツク海高気圧がもたらす冷湿な風)の影響を受ける地域でしか発生していないようなのです。 そういえば、どうしてオオモンシロチョウの分布拡大が青森県(及び岩手県の一部)で止まっているのでしょうか。これ以上南で発生できないとは、どうしても思えません。それに、オオモンシロチョウと言えば、ドーバー海峡を一晩で何百万という数で渡ってしまうこともあるという程の並外れた飛翔力をもつ蝶です。極端な話、数年で日本全国に分布を広げても、何の不思議もありません。それなのに、殆ど分布を広げないまま10年が経ちました。この蝶の動向は、どうしても腑に落ちません。 ▲オオモンシロチョウ♂。タンポポで吸蜜。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲オオモンシロチョウ♂。里山の耕作地を飛ぶ。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm + PLフィルター) ▲オオモンシロチョウ♂の飛翔(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲キアゲハの追飛行動。左下が♂で、右上が♀。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm + PLフィルタ) 先日、ヒメシロチョウの♂が求愛の際に口吻を動かすことを書いたところ、或る方から父に一通のメールが。そして、アゲハ類ではヒメシロとは逆に♀が♂に対して口吻を伸ばしアカンベーする(?)との話を伺いました。蝶が舌(口吻)を伸ばしてアカンベーなんて、漫画の中の話でもあるまいし・・・。にわかに信じ難かったのですが、興味深く思いました。 そこで、昨日一昨日はキアゲハの追飛行動も少し気を付けて撮影してみました。そして画像を後で確認してみると・・・確かに♀の口吻が伸びています(写真下)。この♀は直前まで吸蜜や吸水をしていたわけでもありません。やはり、寄ってきた♂に対して口吻を伸ばしているのでしょう。この行動が交尾拒否なのか、はたまたもっと他の意味を持つ行動なのか、興味は尽きません。 ▲キアゲハの追飛行動。♀(写真左下)の口吻が伸びている。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲キアゲハの飛翔(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm + PLフィルタ) ▲スジグロシロチョウ。背景をブラして躍動感を出してみた。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm + 内蔵ストロボ) 今日、父がアサギマダラを1頭確認しました。(写真は撮れなかったそうです。)ふうさんも1頭見かけたそうです。更に、昨日にはアサギマダラらしい蝶を採集したという旨のメールが我が家に届きました。合わせると既にのべ3頭。もしかして、台風1号の影響なのでしょうか。今年は北上してくるアサギマダラが多くなるかもしれません。 他にも今日は昨日と同様、様々なチョウを見ることができました。昨日は見ることが出来なかったウスバシロチョウも。さすがに始まったばかりのようで、2頭だけでしたが・・・。 ▲ウスバシロチョウ♂の飛翔。飛んでいるのを見て結構白い個体じゃないかと思ったが、そうでもなかった。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm ) ▲ヒメシロチョウ♀の飛翔。PLフィルタ使用。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm + PLフィルタ ) ▲ツバメシジミ♀。春のものは青色鱗粉が発達して美しい。(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲サカハチチョウ春型♀。橙色斑紋がよく発達した個体。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) 今日はウスバシロチョウ狙いで青森市の郊外へ。しかし、どうやらウスバシロチョウはまだ発生していない様子。その代わり、サカハチチョウやトラフシジミ、ミヤマセセリなど様々な春の蝶で楽しむことが出来ました。 まずはサカハチチョウ。上の写真の個体、橙色の斑紋があまりに大きくて、飛んでいる時はまるでヒョウモンチョウのように見えました。 ▲上の写真と同じ個体(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲上の写真と同じ個体(父撮影 PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲サカハチチョウ春型♀。別の個体。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲サカハチチョウの産卵(父撮影 PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲オツネントンボ(父撮影 PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) オツネントンボは、ご存知の通り成虫越冬するトンボです。 地味なんですけど・・・ね(苦笑 あ、それから今日、登校中に今年初めてベニシジミを見かけました。 朝は時間との戦いなので、素通りしてしまいましたが・・・(汗 ▲エゾスジグロシロチョウ?の飛翔(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) 飛翔写真を撮るとき、前側から写すか、それとも後ろ側から写すか、いつも迷います。 一般的には上の写真のような前側から写した写真が迫力もあって好まれるようです。ただ、こうやって撮影すると蝶を極端に驚かせてしまうため、不自然な羽ばたき方になってしまうことも多いです。 「生態」写真だということを大切にするなら、飛翔写真も自然のままの羽ばたきを表現したいものです。ただ飛んでいるだけの写真から、早く卒業出来れば・・・と思います。かなり難しい目標かもしれませんが・・・。 ▲キアゲハの飛翔(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲スジグロシロチョウ?の飛翔(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲ヒメシロチョウの飛翔(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲休止する枝を探して飛ぶツマキチョウ♂(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) 青森県でも、ようやくツマキチョウが姿を現しました。 撮影するのは、簡単そうに見えて案外難しいチョウです。なので、あまり良い写真は撮ったことがなかったのですが、今回は自信作です。 ▲クサノオウでの吸蜜(父撮影 PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲カキドオシでの吸蜜(父撮影 PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲枝先での休止行動(父撮影 PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲ツマキチョウ♂の飛翔(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲ヒメシロチョウ春型。触角や口吻を動かし求愛する♂と翅を開いて交尾拒否する♀。(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) 今日は天気予報があまり良くなかったので外に出れないと思っていたのですが、昼頃から急に晴れ上がり、急遽ヒメシロチョウを見に行くことに。 昨日は曇っていて動的な写真は撮れなかったのですが、今日はお見合いする求愛行動から交尾拒否、産卵まで観察することが出来ました。 求愛行動の写真を撮影していて気が付いたのですが、ヒメシロチョウの♂は求愛する際に触角だけではなく口吻まで伸ばして動かしているようです。画像で詳しく分析してみたところ、追飛行動の時点で既に♂の口吻は伸びていました。相手が同種の♀なのか確認するための行動なのでしょうか。分からないことが多いですが、興味深い行動です。 ▲ヒメシロチョウ♂の飛翔(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲ヒメシロチョウ♂。この発生地は休耕田で、周囲には水田や畑が広がっている。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲ツルフジバカマに産卵するヒメシロチョウ。腹部をこれでもかというほど曲げる。(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲ヒメシロチョウ春型。オオタチツボスミレで吸蜜。(父撮影 PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) 今日初めてヒメシロチョウの撮影に成功しました。僕は見ることすら数年ぶりです。この蝶、最近急激に減少しているような気がします。 それにしても、このチョウ、飛ぶのは遅いくせになかなか落ち着いてくれませんね(苦笑) 一番上の写真のスミレの種名が分かる方、どなたか教えてください。距が白いしアイヌタチツボスミレの線かなぁ?なんて考えているのですが、よく分かりません。 ▲ヒメシロチョウの飛翔(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲セイヨウタンポポとヒメシロチョウ(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲ヒメシロチョウ。桜は散り始めていた。(RICOH GR-DIGITAL) ▲アメンボの仲間(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ナミアメンボでないことまでは分かるのですが、種名までは分かりません。というか、同定できるほどのサイズには写していませんでした(苦笑 この写真、綺麗な環境のように写っていますが、実はそうでもありません。田んぼの排水路の一画で、すぐに下水と合流してしまいます。小さな自然、と言ってしまえば聞こえは良いのですが・・・ (右の写真は、シマヘビ。父撮影) ▲モンシロチョウ(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) 今年初のモンシロチョウは、この写真1枚写しただけで遠くへ飛んでいってしまいました。 そういえば、昨年秋に見つけておいたクロアゲハの越冬蛹の様子も見てきました。 結論から言うと、見つけておいた4頭のうち3頭が死んでいました。全て捕食や寄生などではなく、自然死です。元々こんな北まで分布していなかったクロアゲハにとって、青森の冬はかなり厳しいものなのかもしれません。 (右の写真は、クロアゲハ越冬蛹の死骸。父撮影) ▲ヒメギスの幼虫(RICOH GR-DIGITAL) このヒメギスの幼虫は、体長3mm程度。 GR-Dのようなレンズ口径の小さいコンパクトデジカメで撮影すると、いわゆる虫の目レンズに近い感じに写りますね。 写真右はヤブキリの幼虫。サイズも同じくらい。 ▲田植え前の田んぼにて。ヒメアカタテハ。(RICOH GR-DIGITAL) 翅に破損こそないものの酷く色あせていて、明らかに羽化してから時間の経った個体でした。 その鮮度から考えると、この辺りで幼虫越冬した個体ではなさそうです。 成虫越冬の可能性も捨て切れませんが、他県からの飛来個体であると考えた方が妥当かもしれません。 ▲タンポポで吸蜜する春型キアゲハ(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) 昨日は深浦に行きました。 前々から目を付けていた休耕田に行くと一面にタンポポが咲いていて、キアゲハが1頭飛んでいました。 この日は霧が濃く、帰り道は視界が悪くて危険でした。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 追記(7日 19:00) 物好きだな自分、などと思いながら今年7回目の花見(苦笑) 昨日は夜に行ったので、今日は午前中に行ってみました。 弘前公園内のソメイヨシノは満開で、少し散り始めていました。桜はやっぱり、花びらを舞わせてなんぼのものです。 もちろん、アイスコーヒーも飲みました。(6日の記事参照) そういえば、弘前桜まつりも今日5月7日で終わりです。時期が予想とズレたとはいえ、花が無い状態で祭りが始まり、満開になったところで桜祭りが終わる、もう少し融通を利かせられないものなのでしょうか。 ▲弘前公園の夜桜(RICOH GR-DIGITAL) 弘前公園内の桜は今が見頃です。 晩御飯の前に父と2人でちょっと行ってきました。 もう何回も行っているので出店にあまり興味が起きないのですが、成田専蔵珈琲店のアイスコーヒーは毎回飲んでいます。花見の出店とは思えないほど本格的で美味しいです。 ▲クジャクチョウ。右奥に見えるのは八甲田山。(RICOH GR-DIGITAL) クジャクチョウ、最近減っているような気がします。 そういえば、他にも急激に少なくなっているチョウが何種か。例えばギンイチモンジセセリなんかは昔腐るほどいたと聞きますが、僕は生まれてこのかた1度か2度しか見たことがありません。また、似た種が多いせいで気が付きにくいですが、ウラギンスジヒョウモンも探してみると最近はなかなか見つかりません。 これからもこうして姿を消していくチョウが増えるのでしょうか。普通種だからといって馬鹿にできない時代になりました。 ▲残雪の上にとまるシータテハ(父撮影 PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲カタクリとヒメギフチョウ(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 今日は朝から小雨ぱらつく曇り空。 チョウを見に行くことは断念して、弘前公園に行きました。僕は今年もう5回目の花見です(苦笑) 今日は天気がイマイチだったので人出はそれほど多くありませんでしたが、昨日はまだ5分咲き程度だったのにも関わらず史上2番目の来園者数を記録したとのこと。 明日は天気予報によると晴れで気温も高く、ソメイヨシノも丁度見頃を迎えるので、記録的な人出となることはまず間違いなさそうです。 人ごみと大渋滞に巻き込まれるのは嫌なので、明日は深浦あたりに避難しようと思います。 ▲コツバメ♀の飛翔(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) コツバメの翅表はとても綺麗なのですが、翅を開くことは殆どありません。 かといって、スピードも速く敏捷で、そのうえ不規則に飛び回るので、飛翔写真もかなりの難易度です。 そんなコツバメの飛翔写真、今日初めて撮影に成功しました。こうして見てみると、本当に綺麗な蝶ですね。 ▲コツバメ(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲スギタニルリシジミ(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲(エゾ?)スジグロシロチョウ(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) エゾスジグロとスジグロの区別がまだ上手く出来ません。自信のある方、教えてください。 ▲エルタテハ。青森県には春のエルタテハの記録が極めて少ない。(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) 今日は、ふうさんに同行していただき、青森市郊外の低山部へ入りました。 ふうさんは数日前、その場所でエルタテハを撮影されたとのこと。青森県では春のエルタテハの記録が極めて少なく、まして生態写真は皆無に近いものだっただけに驚きました。 そのポイントは、とても感じの良い谷間でした。シータテハやヒオドシチョウはいたるところに現れ、時折ヒメギフチョウも。それから、テン(写真右)にも出会いました。テンは以前にも何度か見たことがありますが、これほど近くで見たのは初めてです。 現地に入ってそれほど経たないうちに、大きな茶色いタテハが僕の目の前にとまりました。父に「そのタテハ、なんだ?」と聞かれ「あ、エルタテハ。」とどこか上の空な返答。あまりの唐突さに撮影することも忘れ、ただ呆然としていました。「カメラ!」と怒鳴られ気付いた頃にはもう手遅れ。はっと我に返り、背筋が冷たくなりました。 普段は力を抜きつつ気楽にチョウを探す感じで歩いているのですが、今日ばかりは焦りで気が気でなく、とにかく歩き回りました。しかし、エルタテハは一向に見つかりません。あれは!?と思って近づくとボロボロのヒオドシチョウだったりして、気は沈むばかりです。 時々現れるルリタテハやコツバメを撮影しながら過ごしていると、花弁が8枚のカタクリ(写真左)を見つけました。普通のカタクリは6枚なので、シロツメクサで言うところの4つ葉のクローバーみたいなものなのでしょうか。 そんなこんなしているうちに時間が経ち、どのタテハも花に来なくなりました。そろそろ止めようという話になったのですが、諦めきれず1人でもう1回り。その時、驚いたことにエルタテハが足元に現れました。翅の破損状態から見ても、朝見た個体とは明らかに別の個体。複数いることは間違いありません。 ふうさんのおかげで、夢にまで見た春のエルタテハを撮影することができました。ふうさん、今日は本当にありがとうございました。 ▲ルリタテハ(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲ルリシジミ(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲コツバメ(RICOH GR-DIGITAL) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 帰ってから、父と2人で弘前公園へ夜桜を見に行きました。 公園内の桜はまだ3~5分咲きで、人出もゴールデンウィークとしては少ないようです。 とはいえ、咲ききっていなくても夜桜はライティングのおかげで結構綺麗です。三脚や一眼を持たずにGR-Dをポケットに入れただけで公園に行ったので写真はブレブレですが、雰囲気だけでも伝われば、と思います。 今日は、いちご飴と串団子を食べました。 ▲ヒメギフチョウ。誤って♂に求愛している。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) 明日からは5連休。どこに行こうかとうきうきしています。 とりあえず、そろそろヒメギフ以外のチョウが見たいです。 そういえば一昨日は、ふうさんから教えていただいた場所で、スジボソヤマキの産卵行動を観察することができました。ふうさんとは、明日一緒に行動させていただく予定です。 ▲ヒメギフチョウ。逆光好きの方へ。(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲ヒメギフチョウの交尾(PENTAX *ist DS + PENTAX 18-55mm) ▲カタクリでの吸蜜(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲ヒメギフチョウ。ナニワズで吸蜜するのは稀。(父撮影 PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲キブシで吸蜜するヒオドシチョウ(父撮影 PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲クロウメモドキに産卵するスジボソヤマキ(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) 今回の写真は全てPENTAXの標準ズーム18-55mm F3.5-5.6を付けた*ist DSで撮影したものです。(ストロボは使用していません。)安物だし画質も決して良くないレンズなのですが、気に入って使っています。 実は、タイムラグが少ない一眼レフを使った方が、GR-DIGITALを使うよりもずっと簡単に飛翔写真が撮れます。 |