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こんなのが羽化しました。
特にナガサキアゲハは、後翅と前翅先端だけがベッタリと白いという、なかなか通好みな変わり物が出てきて驚いています。 ▲ナガサキアゲハ♀ ▲リュウキュウムラサキ♀
わが家で今もっとも熱いチョウの1つが、マネシヒカゲ属(Elymnias)のチョウです。
今回の写真はそのElymnias属の一種である、ルリモンジャノメです。 ルリモンジャノメはElymnias属で一番の普通種として知られていますが、それはルリモンジャノメが多いというよりも、ルリモンジャノメ以外の種が軒並み珍しすぎるということなのだそうです。 Elymnias属の魅力は、地味なはずのジャノメチョウが派手な毒蝶(ルリマダラ属[Euploea])に擬態しているという意外性と、翅裏はジャノメらしく地味なままになっているという逆の意味での意外性との2点に尽きると思います。(オオゴマダラマネシヒカゲは裏面も模倣擬態しているので例外) 不完全な模倣擬態でも、静止時に翅を開かないジャノメチョウには十分。翅裏だって下手な模倣擬態をするよりも、ジャノメとして元来基礎が完成されている隠蔽型擬態を採用した方が効率がいい。このように考えると、なかなか理に叶っていて感心してしまいます。 ▲ルリモンジャノメ ▲参考用の標本写真(ビリトン島では雌雄ともに左側のタイプしか出ない) ▲ルリモンジャノメ撮影中の1コマ。デジカメの物珍しさに集まってきたらしい。 ▲ビリトン島の市場。日本のペットショップでよく見られる魚ばかり。あまり食べる気にはなれない。 ちなみに、市場の写真の中で並べられている魚は、ワヌケヤッコ(沢山並べられている青線の入った茶色い魚)、ロクセンヤッコ(多数並べられている地味な魚)、ハタタテダイ(左側の白と黒と黄色の魚)、ツキチョウチョウウオ(左から2番目の黄色い魚)、シテンヤッコ(左から3番目の黄色い魚)、タテジマキンチャクダイ(人が手に持っている魚)です。 |