|
インドネシア紀行 18 クレオナアサギマダラ [2007-02-22 00:03 by ze_ph]
インドネシア紀行 17 ヒゲナガガ(?)の威嚇 [2007-02-19 22:53 by ze_ph] インドネシア紀行 16 ハンミョウ [2007-02-15 23:28 by ze_ph] インドネシア紀行 15 トンボ(均翅亜目) [2007-02-12 22:49 by ze_ph] インドネシア紀行 14 トンボ(不均翅亜目) [2007-02-11 21:18 by ze_ph] インドネシア紀行 13 乾燥地帯 [2007-02-07 23:49 by ze_ph] インドネシア紀行 12 ジャワシロチョウ [2007-02-04 22:40 by ze_ph] インドネシア紀行 11 パルエンシス [2007-02-02 22:17 by ze_ph] ▲ クレオナアサギマダラParantica cleona (12月26日, スラウェシ中北部・パロロ村) パロロ村のカカオ畑で出会ったクレオナアサギマダラの雌。日本のアサギマダラと同じParantica属の蝶です。雄はもっと鮮やかな黄色とのことですが、撮影できたのは雌だけでした。 続きを見る(クロセセリの仲間・サカハチシジミの仲間・パル空港) ▲ 威嚇姿勢をとるヒゲナガガ(?)の仲間 (12月26日, スラウェシ中北部・パロロ村) 長いながぁい触覚を持つ小さなちいさな蛾・ヒゲナガガ(?)の仲間がみつかりました。 日本でみるヒゲナガガは敏感で撮影しにくいことが多いので、スラウェシでも同様だと思って逃げられないようにソッと背後から接近したのですが、突然後脚を突っ張って翅を半開。蜂を思わせる姿に変身し、逃げようとせずに威嚇行動をとったのです。 続きを見る(カマキリ・ランサ) ▲ オオアゴメダカハンミョウTherates labiatus 村はずれにある廃屋の周りをブンブン飛んでいたので当初はジガハチかと思ったが、壁に止まってくるりと振り返るお馴染みのファイティングポーズでハンミョウなことに気がついた。 濃紺の胴部、オレンジ色の脚、突出した複眼に発達した口器。さすが熱帯雨林のハンミョウと感心させられる面構え。見事な大アゴは捕食甲虫であるハンミョウの定番だが、上唇まで巨大化しているのは何故なのだろう。 (12月25日, スラウェシ中北部・パロロ村にて) 続きを見る(イシガケチョウの仲間・牛のいる風景) ▲ 真紅のイトトンボ (12月26日, スラウェシ中北部・パロロ村) パロロ村の小さな沼でみつけたイトトンボ類です。どちらもかなりな小型種ですが、赤い種は頭部の斑紋が面白いし、白い種は粉で覆われた胴部が個性的。 ともに現在同定依頼中です。 ※2/20追記) 奈良岡・横井両氏から紅白ともに同種の雌雄で、コフキヒメイトトンボ Agriocnemis femina oryzae Lieftinck,1962 との御教示をいただきました。 続きを見る(白粉イトトンボ・釣りをする子供たち) ▲ アカスジベッコウトンボの仲間。翅の赤味は角度によって変化するため、左右はもちろん、前翅と後翅でさえ微妙に異なった色に見える。 (12月25日, スラウェシ中北部・BiroMaru) 今回はBiroMaruの疎林でみつけた不均翅亜目を3種、次回は山深いパロロ村の沼でみつけた均翅亜目2種を紹介します。 それにしても今回のトンボたち、何故こんな乾いた疎林にいたのでしょう。 ※2/20追記) 奈良岡・横井両氏から、アカスジベッコウトンボの仲間はNeurothemis terminata terminata Ris,1911ナンヨウベッコウトンボ 、アカネ類はLathrecista asiatica (Fabricius,1798)アジアアカトンボ、ヤンマ類はカトリヤンマsp. (20種ほどカトリヤンマがいて,種名は写真からは不明)との御教示をいただきました。 続きを見る(アカネ類・ヤンマ類) ▲ウチワサボテン群落(12月28日, Palu) 2月の青森とは思えないくらい雪の少ない日が続きます。 きのうの弘前は最高気温が9度。 「こんなに暖かいとチョウが飛ぶかもしれない」と職場で言ったら、昼休みに散歩に出た職員が、「本当にチョウチョが飛んでいましたよ」と駆け込んできました。とにかく来いと言うので見に行くと、職場の南側の壁でアカタテハが日光浴していました。 いくら雪がないと言っても、2月6日の青森県でアカタテハなんて驚きです。 カメラがないので撮影はできませんでしたが、こんど晴れたらカメラ持参で出勤しようと思います。 さて、インドネシア紀行の13回目はスラウェシ中北部・パルの町を見下ろす高台での画像です。ここに立って、いかに乾いた地域なのかということを再認識させられました。 続きを見る(乾いた急斜面・カメムシなど) ▲ フウチョウソウ科植物で産卵中のジャワシロチョウ。 (12月28日・BiroMaru) 朝から訪れたBiroMaruはすばらしい場所でした。羽化したてのパルエンシスメスシロキチョウが撮れたことは前回のblogで書きましたが、さらにジャワシロチョウBelenois javaの産卵にも出会えたのです。 産卵植物はフウチョウソウ科。熱帯のシロチョウは不可解な植物に産むんだなぁと思ったのですが、アブラナ科に近縁だと聞いて納得。フウチョウソウ科はアブラナ科と同様にカラシ配糖体をもつそうなので、これを食べるジャワシロチョウは鳥にとって不味い蝶なのかもしれません。 続きを見る(ジャワシロ産卵・マンゴー売り) ▲パルエンシスメスシロキチョウ (12月28日, スラウェシ中北部・BiroMaruにて) スラウェシ島といえば熱帯雨林の島という印象がありますが、中北部のパル周辺には乾燥した疎林地帯が随所にみられ、この地域特産のパルエンシスメスシロキチョウIxias paluensisが生息します。このパルエンシス、BiroMaruのポイントが発見されるまでは、かなりな稀種とされていたそうです。 時々みられるサボテンに驚きながら、こんな半砂漠のような場所で大丈夫なのかと不安を抱きつつ歩きはじめたのですが、なるほど少ないながらパルエンシスが飛んでいます。でも、初日は日の高い時間に訪れたためか、灌木の間をせわしなく飛ぶ姿を見かけただけ。情けないことに一度も撮影チャンスがありませんでした。 2度目のBiroMaruには朝から挑戦。着くなり羽化後まもない個体が次々と現れて撮影できたのですが、日が強くなると初日同様に撮影不能になりました。 そうそう、パルエンシス同様に大珍品とされていたイトメトガリシロチョウAppias ithomeも撮影できました。ただし、手前にキチョウ類が吸水していて、イトメの顔が隠れてしまったのが残念です。 続きを見る(イトメトガリシロ・サボテン) |