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▲ オオアゴメダカハンミョウTherates labiatus 村はずれにある廃屋の周りをブンブン飛んでいたので当初はジガハチかと思ったが、壁に止まってくるりと振り返るお馴染みのファイティングポーズでハンミョウなことに気がついた。 濃紺の胴部、オレンジ色の脚、突出した複眼に発達した口器。さすが熱帯雨林のハンミョウと感心させられる面構え。見事な大アゴは捕食甲虫であるハンミョウの定番だが、上唇まで巨大化しているのは何故なのだろう。 (12月25日, スラウェシ中北部・パロロ村にて) ▲イシガケチョウの仲間 (12月25日, スラウェシ中北部・BiroMaru) ▲ 牛のいる風景。後方はMts.ドンギドンギだという。 (12月27日,パロロ付近) by ze_ph | 2007-02-15 23:28 | Comments(4)
「イシガケチョウの仲間」の写真、空気感がいいですね。 素晴らしい写真だと思います。 ハンミョウもシャープで解説とマッチしていいです。 Commented by fanseab at 2007-02-18 20:55 オオアゴメダカハンミョウ、すごい迫力です。サイズはどの位あるんでしょうか?「イシガケの仲間」はウスズミイシガケチョウ(Cyrestis paulinus)ではないでしょうか。イシガケ画像で、翅を立てた状態の写真は貴重ですね。 Commented by Celastrina at 2007-02-18 22:18 x ダンダラさん オオアゴメダカハンミョウはR4のスローシンクロを使って撮影したもので、日本のナミハンミョウに比べるとちょっとだけ大きいような気がしました。私はカメラしか持っていなかったので、一緒にいた淀江さんに採集してもらったのですが、手にとっても噛みつく気配がなく、獰猛そうに見えただけに意外でした。 Commented by Celastrina at 2007-02-18 22:49 x fanseabさん
ウスズミイシガケチョウ(Cyrestis paulinus)とのこと。いつもながらありがとうございます。 この個体は薄暗い林内でみつけたもので、かなりな小型個体だったうえに茂みの中を跳躍でもしているかのような妙な飛び方だったため、発見当初はシジミタテハの仲間かと思いました。 撮影できたのは林床での吸水行動だけでして、何度も同じところへ飛来して口吻をのばしていたところを見ると、動物の排泄物がしみ込んでいたのかもしれません。 薄暗い林内だったせいなのか殆ど翅は開きませんでした。日本のイシガケチョウに縁のない私は何とも感じることなく数十カットを撮影したのですが、言われてみればイシガケチョウは開翅画像が多いですね。
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