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▲10月末のヤマトシジミ♂。 著しく減退した外縁黒帯に、晩秋のヤマトらしさがあらわれている。 3週間ぶりに深浦へ行ってみた。 今年の深浦はヤマトシジミの個体数が著しく少なかったので、発生はとっくに終わっていると思っていたのだが、なんと2箇所で各1♂を確認。かなり驚いた。 ▲ヤマトシジミがみつかった草原には、紫色のアザミ群落からポツンと離れて一株の白いアザミが咲いていた。ここでは2年前にもアザミの白花をみつけて息子がヒメアカタテハの訪花を撮影したが、去年は一株も白花がみつからなかった。 そういえばヒメアカタテハを撮った2年前の白花アザミも、紫色のアザミ群落から孤立した状態で咲いていた。劣性個体とはそんなものなのだろうか。 ▲アザミに訪花したイチモンジセセリ(10月28日息子撮影) ▲ ヤマトシジミを求めて草原を散策していたら、歩行中のキタマイマイカブリが偶然みつかった。さっそく息子が自作レンズにリングストロボを装着しながら追跡。 キタマイマイカブリは日本特産種として有名なマイマイカブリの東北地方北部亜種で、赤紫に輝く頭胸部と深緑の上翅が美しい(10月28日息子撮影)。 by ze_ph | 2006-10-29 00:53 | Comments(10)
Commented by Noreen05 at 2006-10-29 07:04 ヤマトシジミのブルー、ピンクのアザミで吸蜜するイチモンジセセリ綺麗ですね~♪ 青森ではまだ蝶の撮影が出来るのですね。 ↓のアマガエル迫力あります!食べ過ぎて色が変わってしまったのでしょうか?(笑)。 Commented by fanseab at 2006-10-29 11:08 最初のヤマトは縁毛のスレが晩秋を感じさせます。白いアザミは所謂albinoでしょうか?そして最後のマイマイカブリ、この虫の目レンズは何回見ても秀逸ですね。複眼にリングストロボの発光源が写っているので、マイマイカブリの獰猛さが消されて撫でてあげたくなる表情になっていますね(^^) 何とも美しいマイマイカブリですね。全身の姿も見てみたいです。虫の目レンズ、エエですねぇ。大迫力です。 私の近所ではまだヤマトシジミ、それほど青くありません。寒くなるのは嫌なのですが、この蝶には早く青くなって欲しいです(爆)。 Commented by Celastrina at 2006-10-29 20:01 x Noreen05さん さすがに蝶の写真が撮れるのはそろそろ限界でしょう。 お互い、寂しい季節になりますね。 Commented by Celastrina at 2006-10-29 20:13 x fanseabさん いつもながら鋭いところにお気付きですね。待ってましたという気分です。 キタカブリの画像には、複眼にリングストロボが写っていないものもありました。でも、複眼にリングが出たときの「つぶらな瞳」がなかなか良かったので、あえてこちらを選びました。 Commented by Celastrina at 2006-10-29 20:31 x nomusan さん キタマイマイカブリは最も美しいマイマイカブリの亜種とのこと。 コカコーラに似たマイマイカブリ特有の体型を女性にたとえ、青森県昆虫界の「ミス青森」と呼ぶ人もいます。 つぶらな瞳のミス青森、今回のお気に入りです。 キタマイマイカブリは小生も見たことがありますよ。 黒いマイマイカブリの中で、非常に美しいですね。 冬になると、切り株の中で冬眠する事が多いみたいでした。 顔だけをアップにした写真は凄いですね。 面白く拝見しました。 Commented by Celastrina at 2006-10-29 21:16 x 虫林さん キタマイマイカブリがこんな芝生広場を歩いているのを見たのは初めてでした。 息子が懸命に追いかけながら撮影しているので、「こんな芝生の中だと芝がうるさくて駄目だろう」と言ったのですが、「そうでもないよ。」と言って息子から見せられたのが今回の画像です。 越冬前の新鮮な個体でした。 Commented by maeda at 2006-10-30 20:21 x 青森もだんだん蝶が少なくなってきたようですね。 もうすぐ雪が降り始める季節です。 蝶に会えない冬場はさすがに面白くないです。 何しましょう? Commented by Celastrina at 2006-10-31 00:42 x maedaさん
冬のblogは雪国の者にとって難しいですね。 去年はフユシャクや越冬幼虫、インドネシアで撮ったアリノスシジミなどでしのぎましたが、今年はどうしたものか・・・・・
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