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▲ようやくみつかったヤマトシジミ♂の斑紋異常個体。ありが たくないことに翅を開いてしまい、そのうえ3回シャッターを切 っただけで飛び去ってしまった。 8月の発見以来、すでに5回ヤマトシジミを調べに深浦へと出向きました。でも、今年のヤマトは少なくて、観察される個体数は1日につき5~10個体。5回分の観察数を総計しても30個体+αに過ぎません。 5回の調査で、斑紋に多少なりとも異常傾向が認められる個体は2♂1♀が確認できました。とはいえ見事な斑紋異常は1♂だけ。ほかの個体は軽微な異常でした。 ▲ 前翅裏面の黒点列が内側へ流れた軽微異常の♂ ▲ 軽い奇形を伴ないながら一部の黒点が融合した♀ by ze_ph | 2006-10-07 23:30 | Comments(4)
Commented by 蝶山人 at 2006-10-08 07:08 x 軽微じゃないです。これだけの異常は滅多に見かけませんし(私の知る限り)他では例が無いです。同列転換ならともかく、融合ってのはどういう異常でしょうか?裏がばっちり見えるには翅閉じてた方が良いかも知れませんが、表も見えて絵的には半開翅が好きです。 30頭に3頭、やはり異常に高い確率なんですね。 ようやく出てきたのでホッとしました。 ヤマトといいツマジロといいエルといい凄いですね! あやかりたいですけどちょっとムリです、手稲の山で「アサギ、アサギ」って騒いでいるんですから(^^) この連休、狙い物があったんですけどこの雨で全然動けません。 Commented by Celastrina at 2006-10-10 23:58 x 蝶山人さん アブドゥさん 言われてみると、標本的に裏面斑紋が見えるだけの閉翅より、上段のオスのような半開翅の方がいきいきしていますね。斑紋異常が全開翅してしまうと話は別ですが・・・・・・ 下段のメスは翅脈の一部が消失し、これにより隣接した翅室の黒点融合が起きたのではないかと思います。翅脈の消失によって斑紋が融合したヤマトシジミは、講談社の日本産蝶類大図鑑(藤岡,1975)に著しい個体が図示されています(PL.77 No.127)。 それにしても、この連休の豪雨にはうんざりしましたね。 くろせの虫にお出でいただきありがとうございました。
何度見ても、この斑紋異常は不思議です。別の種類だといいたいです。 自宅庭にもヤマトシジミがいますが、ごくごく普通のヤマトさんでした。
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