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▲上体を持ち上げるスジボソヤマキの終齢幼虫(RICOH GR DIGITAL) ツマベニチョウの幼虫が目玉模様のある頭を持ち挙げて威嚇するというのは良く知られていることですが、スジボソヤマキの幼虫も似たような行動をとるようです。しかし、スジボソヤマキの幼虫は、ツマベニチョウのように目玉模様があるわけでもなく、一見ごく普通の青虫です。この行動に何の意味があるのか、とても興味深いです。 ▲シータテハの幼虫。幼虫のとまり方も"C"だ。(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO + 内蔵ストロボ) ▲ミヤマカラスシジミ終齢幼虫(PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO + 内蔵ストロボ) ▲カラスシジミ蛹。アリが集まっている。(父撮影 PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲ヒオドシチョウの前蛹(父撮影 PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO) ▲ヒメヤママユの幼虫(父撮影 PENTAX *ist DS2 + SIGMA 105mm MACRO + 内蔵ストロボ) by ze_ph | 2006-06-20 20:33 | Comments(12)
こんばんは。 貴重な幼虫写真のオンパレードですね。そういえばテングチョウの幼虫もかま首をもたげておりましたよ。それにしてもスジボソヤマキの幼虫、大迫力ですねぇ。 Commented by fanseab at 2006-06-20 22:10 ツマベニとスジボソヤマキ、お互いに遠縁なのに、なんで、こんなに似ているんでしょう。前から疑問に思っていました。それとカラスシジミの蛹等、よく見つけられますね!いつも感心してしまいます。 Commented by Ryochan at 2006-06-20 23:07 x GR DIGITAL、いい色が出ていますね。緑って再現するのが結構難しい色だと感じています。下でストロボのことが書かれていますが、使う方が、色や見た印象を正確に再現できるのであれば、使うべきだと私は考えています。 Commented by maeda at 2006-06-21 17:21 x ミヤマカラスはあっという間に蛹化しそうですね。 体が透け始めています。 枝上で蛹化するのでしょうね。 スジボソは新潟県北で比較的沢山見られました。 クロウメモドキが丸坊主になっていることもありました。 全滅せずに成長の早いものは生き残れるようで、上手いこと出来ているなと思ったものです。 ヒメヤママユ以外は見たことがありません。面白いです。 スジボソヤマキ、拡大したら、恐竜にこんなのがいたような・・・。 Commented by 蝶山人 at 2006-06-21 22:32 x fanseabさんが言っているようにカラス(シ)蛹は本当に良く見つけられたと思います。近くにあった食樹はハルニレですか? Commented by ze_ph at 2006-06-22 19:07 まささん そういえば、テングチョウの幼虫はシロチョウの幼虫に結構似ていますよね。それから卵の形状も。 成虫は全く別のチョウなのですが・・・ Commented by ze_ph at 2006-06-22 19:12 fanseabさん 今考えられている分類よりも、もっと近縁だという可能性が無いとは言い切れないような気もします。 成虫も上翅の先がとがったシロチョウつながりで、イメージが重ならないこともないですし・・・ Commented by ze_ph at 2006-06-22 19:19 Ryochanさん GRDは売り文句が大きいだけあって、色出しも結構良いです。 ただ、どうしても一眼のように上手くいくわけではなく、トーンカーブを多少いじっています(苦笑 以前はストロボ・画像処理どちらも否定的に考えていたのですが、最近では何より見た通りの色を再現することの方が大切だと思うようになりました。 Commented by ze_ph at 2006-06-22 19:24 maedaさん ミヤマカラスシジミの幼虫は本当に沢山ついていたので、成虫の時期が楽しみです。 スジボソの幼虫も同じ木で観察しているのですが、こちらは逆にそれほど多くない印象を受けました。 卵を探したときにはそれなりの数が確認できたのですが・・・。致死率が高かったのかもしれません。 そういえば、すぐ近くに畑がありますが、その影響なのかどうかは、定かではありません。 Commented by ze_ph at 2006-06-22 19:37 magさん 一番前の腹脚まで持ち上げているので、余計にそれらしく見えますね。 首長竜の類でしょうか(笑 Commented by ze_ph at 2006-06-22 19:37 蝶山人さん
カラスシジミの蛹は、ヒオドシチョウの前蛹をハルニレの林床で探している際に偶然見つけたとのこと。この時は同じ状態でササの茎についている自然蛹が2つ見つかったそうです。 なお、以前ブログに載せたカラスシジミの幼虫を撮影した場所とはまったく別の場所で、標高も遥かに高いです。 それにしても、運が良かったのだと思います。
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