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質問されることが多いのでこの写真の撮影機材を公表します。(別に今まで隠していたわけでもないのですけれど。)
カメラはお馴染み(?)の*ist DS。レンズはカメラ側から順に、1.5倍テレコン、PENTAX 100mm F4 マクロ、PENTAX 28mm F2.8(これはリバースした状態)の3つを繋げています。 これはstacked lenseという接写方法のようです。原理は知りません(笑) この機材で撮影した写真をさらに少しトリミングして掲載しています。 ※最近、妙にホームページやブログ用の画像を置いているサーバの調子が悪く、なかなかアクセスできない状況が続いています。近日中にサーバ移転することを考えいますが、しばらくの間ご迷惑をおかけすることになるかと思います。ご了承ください。 ▲ アイノミドリシジミの卵 by ze_ph | 2007-03-23 10:20 | Comments(15)
アイノミドリの越冬卵は越冬卵の中でも、大きく、最も美しいと思います。 stacked lenseシステムは被写界深度も深くて、いいですね。 ライティングに一工夫されていると思いますが、越冬卵が浮き出るようで ナイスです。越冬卵の突起はなかななかデリケートなようで、すこし何か に触れるだけでも形が崩れてしまいますね。 綺麗な越冬卵で、ほぼ完璧な形態で、見とれてしまいます。 Commented by ダンダラ at 2007-03-23 13:15 x 相変わらず素晴らしいシャープさですね。 広角のリバースはずっと前にベローズと組み合わせると拡大撮影が出来ると言うことで、銀塩時代に試したことはありますが、必要な写真を撮ったらそれっきりでした。 これらの写真をみると、まさしく匠の技だなと思います。 Commented by ze_ph at 2007-03-23 13:15 虫林さん 流石なかなか目の付け所が鋭いですね。 おっしゃる通り、ライティングには一工夫必要です。…と言っても、たいした事をしているわけでもないのですけれど(笑) その時の状況にもよりますが、大概の場合リングストロボを少し傾けて撮影すると良い感じの陰影がでてくれます。 卵の突起はかなり気を使っても野外のものはどこかしら潰れてしまっていますよね。 来年以降は人工採卵した綺麗な卵を使って撮影することも考えています。。 Commented by ze_ph at 2007-03-23 13:27 ダンダラさん 確かに、広角リバース+ベローズだとかなりの撮影倍率になりそうですね。そういう正道的な手法の撮影もやってみたいです。 とはいえ、いくら小手先で工夫をしたところで、やはり現状での高倍率撮影の究極はキャノンの65mmマクロだろうと思うとちょっと虚しくもあります。(苦笑) 初めてコメントさせていただきます。 ze_phさんのゼフィルス越冬卵はいつ見ても素晴らしいですね。被写界深度の深さと質感の描写は見ていてため息がでまくりです。 私はキヤノンのMP-Eを使っていますが、拡大率が高くなると回折の影響が如実に出てくるので悩みモノです。こちらのレンズはどうですか? Commented by ze_ph at 2007-03-23 22:21 spaticaさん こちらでは初めまして(笑) どうしても被写界深度の薄さと回折の板挟みに悩まされますよね…家も同じです(苦笑) 対策としては、 1.テレコンやトリミングで倍率を稼ぎ、被写界深度をかせぐ 2.絞り値を回折の目立たないF8〜11くらいにする 3.後処理もしくはデジカメ内の設定でシャープネスを強めにかける 4.ストロボに角度を付けて、フレアを軽減するのと同時に陰影を付ける(メリハリがついて、くっきりみえる) …と、このあたりが考えられるかと思います。 spaticaさんの写真を見た感じでは、3だけでだいぶクッキリするような気がします。 そうですね…こちらでは、です(笑)。 やはり回折は出ますか…。でもこれは高倍率撮影の宿命と言えそうですし、折り合いつけていくしかないかもしれません。私もシャープネスはかけていますが、まだ足りないのかもしれませんね。絞りももう少し絞ってみた方がいいのかも…(現状f5.6近辺を使用中)。 Commented by ze_ph at 2007-03-24 07:33 spaticaさん その絞り値だと、回折が原因ではないような気がします。 レンズ特性にもよるとは思いますが、回折が目立つような絞り値ではないですよね…? Commented by maeda@仕事 at 2007-03-24 19:01 x 人工採卵の卵は確かに破損も汚れもなく綺麗だと思います。 個人的には汚れがついたり、突起がちょっと折れたりしたありのままの方が好きです。 標本にたとえるなら野外品と飼育品とどちらが好きかと言うことでしょうか。 Commented by ze_ph at 2007-03-24 19:39 maedaさん 生態写真としてはこれで良いのですが、形態比較用の写真として利用するのであれば、汚れや破損はタブーかもしれません。 デジタルな相違点があるのかどうか分かりませんが(というか、明確に区別できない種も多いかもしれませんが)、Favonius属やアカ・キタアカの卵形態の比較などをする上では、人工採卵した卵を用いて同一の光条件下で撮影するのが絶対条件のように思います。 野外卵の撮影はもちろん続けますが、他にもいろいろ試してみるつもりです。 ちょっと言葉足らずでしたね。回折を避けるためにf5.6で撮影しています。またいろいろ試しながらやってみようかと思ってます。 Commented by ze_ph at 2007-03-24 20:21 spaticaさん なるほど。 期待してブログの更新をチェックしますね! Commented by maeda@仕事 at 2007-03-24 21:00 x なるほど、そういった目的なら人工採卵しかないでしょうね。 納得です。 人工採卵難しい種もありそうですが、がんばってください。 Commented by cactuss at 2007-03-25 10:52 いろいろ工夫されて撮影しているのですね。参考になりました。 小生もオフシーズンになったら、検討して見たいと思います。 Commented by ze_ph at 2007-03-25 19:31 cactussさん
ブログにのせている被写体も、高倍率マクロの合いそうなものが多いですよね。 cactussさんの撮影した超マクロ、見てみたいです。
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