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▲ アカスジベッコウトンボの仲間。翅の赤味は角度によって変化するため、左右はもちろん、前翅と後翅でさえ微妙に異なった色に見える。 (12月25日, スラウェシ中北部・BiroMaru) 今回はBiroMaruの疎林でみつけた不均翅亜目を3種、次回は山深いパロロ村の沼でみつけた均翅亜目2種を紹介します。 それにしても今回のトンボたち、何故こんな乾いた疎林にいたのでしょう。 ※2/20追記) 奈良岡・横井両氏から、アカスジベッコウトンボの仲間はNeurothemis terminata terminata Ris,1911ナンヨウベッコウトンボ 、アカネ類はLathrecista asiatica (Fabricius,1798)アジアアカトンボ、ヤンマ類はカトリヤンマsp. (20種ほどカトリヤンマがいて,種名は写真からは不明)との御教示をいただきました。 ▲ ジャワシロチョウの産卵中にみつけたアカネ類。ほんのり褐色味を帯びた翅先と胸部側面の鮮明なトラシマ模様が印象的。 (12月28日, 同上) ▲ガサガサと音がするので目をやると、薄暗い林の中で妙な飛び方をしているトンボが見えた。餌でも捕えたのかなぁと思いながら飛来地点を見極めて近寄ると、後脚にクモの巣がひっかかったヤンマが止まっていて驚いた。これはチャンスと思いながら一回シャッターを押したものの、別のアングルで撮ろうと足場を変えた途端に逃げられた。 あまり大きい種ではなかったが、青い複眼と赤い脚、そのうえ腹部の一部がくびれた特徴的なヤンマだった。 (12月25日, 同上) by ze_ph | 2007-02-11 21:18 | Comments(4)
これは綺麗な蜻蛉ですね。 >翅の赤味は角度によって変化するため、左右はもちろん、前翅と後翅 でさえ微妙に異なった色に見える。 う~ん、想像するだけでわくわくしてしまいます。これは見てみたい! Commented by ゆうざん at 2007-02-12 21:00 x これまた綺麗なトンボですね。海外のトンボはよく知りませんが、最後のヤンマは、日本のカトリヤンマにかなり似ていますね。同属かもしれませんね。 Commented by Celastrina at 2007-02-12 23:25 x nomusanさん おそらく翅室だけでなく翅脈もゼフィルスのような構造色になっているのでしょう。きれいだと思いながら最初にとった画像は、光の加減から翅が黒く撮れていてショックをうけました。 Commented by Celastrina at 2007-02-12 23:41 x ゆうざんさん
ご指摘ありがとうございます。確かに大きな複眼が広く接しているので、カトリヤンマと同じGynacantha 属のような気がしますね。
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