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▲ フウチョウソウ科植物で産卵中のジャワシロチョウ。 (12月28日・BiroMaru) 朝から訪れたBiroMaruはすばらしい場所でした。羽化したてのパルエンシスメスシロキチョウが撮れたことは前回のblogで書きましたが、さらにジャワシロチョウBelenois javaの産卵にも出会えたのです。 産卵植物はフウチョウソウ科。熱帯のシロチョウは不可解な植物に産むんだなぁと思ったのですが、アブラナ科に近縁だと聞いて納得。フウチョウソウ科はアブラナ科と同様にカラシ配糖体をもつそうなので、これを食べるジャワシロチョウは鳥にとって不味い蝶なのかもしれません。 ▲ ジャワシロチョウ♀に♂が飛来した。 (同上) ▲ 路傍でのマンゴー売り。 白いものを顔に塗ったオバサンに注目!! by ze_ph | 2007-02-04 22:40 | Comments(4)
Commented by fanseab at 2007-02-04 23:14 BiroMaruは、このシロチョウにとって、確か北限でしたね?真っ黒なシロチョウ・・・どんな姿に見えるのか、見てみたいです。♀は卵塊を形成するとされますが、最初の画像では何卵程度、産みつけたのでしょうか? Commented by Celastrina at 2007-02-05 22:05 x fanseabさん ジャワシロの分布圏は南半球なので、赤道にほど近いBiroMaruは北限だったのですね。 真っ黒なシロチョウ・・・・・・確かに裏面が黒いだけでなく、翅表も外縁黒帯が6割以上を占め、白色部は基部寄りの3〜4割ほどしかありません。それでも飛翔中は白色部が勝つのか、黒い縁取りは目立つものの、きちんと白い蝶に見えました。 ちなみにパルエンシスは翅表が黄色い裏面に負けてしまい、飛翔中は黄色っぽい蝶に見えました。 卵塊は40〜100卵になるとのことですが、このときは撮影で刺激を与えたためか40卵ほど産んで飛び去りました。 国外の蝶についてはほとんど知識がありませんが、それを別にしても産卵シーンと配偶行動の写真は素晴らしいですね。 1枚目の写真の尾端に白っぽく見えるのが卵塊ですね。 Commented by Celastrina at 2007-02-07 20:32 x ダンダラさん
卵塊の産み出し方がヒメギフなどと違って驚きました。ヒメギフは、腹部を湾曲し続けて卵塊をつくりますが、ジャワシロは1卵を産み出すたびに腹部を下垂し、産卵時だけ素早く腹部を湾曲するのです。このため産付部位が微妙にズレて、こんもりとかたまった卵塊にはなりません。 配偶行動の画像に写っているメスは単に葉裏に静止しているだけに見えますが、実際は産卵と産卵の合間に腹部を下垂しているところなのです。
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