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▲ 真紅のイトトンボ (12月26日, スラウェシ中北部・パロロ村) パロロ村の小さな沼でみつけたイトトンボ類です。どちらもかなりな小型種ですが、赤い種は頭部の斑紋が面白いし、白い種は粉で覆われた胴部が個性的。 ともに現在同定依頼中です。 ※2/20追記) 奈良岡・横井両氏から紅白ともに同種の雌雄で、コフキヒメイトトンボ Agriocnemis femina oryzae Lieftinck,1962 との御教示をいただきました。 ▲ 赤いイトトンボの頭部拡大。頭頂斑紋と複眼に注目。(同上) ▲ 白い粉で覆われたイトトンボ。小さな虫を捕食中。 (同上) ▲ 川で釣りをする現地の子供たちをカカオ畑から撮影 (12月26日・ パロロ付近) by ze_ph | 2007-02-12 22:49 | Comments(4)
Commented by Nabita at 2007-02-12 23:31 x まさか同じ種の雌雄だったりはしませんよね。 日本の種と比べて、複眼上部の黒い部分が広いように思えるのは、気のせいじゃないですよね。より強い日照下で活動するためかもしれないと、考えたりします。 それにしても、♀が鮮紅色のイトトンボとは、さすが熱帯です。 Commented by Celastrina at 2007-02-13 23:14 x Nabitaさん そのまさかですが、実は否定できないのです。 サイズ的には紅白のイトトンボ双方とも日本のカラカネイトトンボ級に小さくて、ほぼ同所的にみられました。 同定をお願いした方々に同種の雌雄なのか否かを確認していただいているのですが、時間がかかるかもしれないそうです。 Commented by 中 at 2007-02-15 20:46 x こんにちは。 このトンボですが、Agriocnemis属のコフキヒメイトトンボ近縁種(あるいはコフキヒメそのもの)じゃないでしょうか。 未成熟の♀は真っ赤で、成熟した♂は白い粉を吹きます。 Commented by Celastrina at 2007-02-16 06:55 x 中さん
ありがとうございます。 コフキヒメイトトンボ、確かにそっくりですね。 ご指摘いただいてからコフキヒメを検索し、コフキヒメそのもの、あるいはごく近似な種である可能性が高いと思いました。 結局 Nabitaさんがおっしゃっていた同じ種の雌雄ということにおさまりそうですが、それにしてもアカネ類からのイメージで「赤=成熟」と思っていただけに、未成熟のメスが真っ赤だなんて驚きです。
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