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▲前脚をたたみこんで葉上にいたオナガシジミ 日曜はカラスシジミのリベンジとオナガシジミ狙いで同地へ。かなりな時間をかけてさがしまわったのですが、カラスシジミには縁がないようです。 それでもオナガシジミは、林下部の葉上にいるものが12時半ころ次々と4個体みつかりました。下草にかくれていたのか、樹上から飛来したのかは定かでありませんが、30分前に同一地点を見回ったときには見当たらなかったものです。林床で羽化した個体が葉上に現れたのかとも思いましたが、さほど新鮮ではない個体もいます。単なる葉上休止でもないようで、前脚をたたみ込みながらほんの少し上体を起こしているのが印象的。こうした姿勢は、占有中の緑色系ゼフィルスでも観察されますが、オナガシジミは黄昏時に樹上で占有活動をする種なので、どう見ても占有行動ではありません。活動時間以外のこうした行動は何を意味するのでしょう。 ▲上の画像とは別の個体。薄日がさすと翅を開き、直後に樹上ヘ飛び去った。 by ze_ph | 2006-07-31 23:05 | Comments(8)
Commented by ふう at 2006-08-01 15:26 x この写真に刺激されて行ってきました、二つ目の溜池の方に。 オナガ、ピントを合わせている間に逃走されました。 あとはカラスシジミ二頭(少しお疲れ)、ウラゴマダラシジミ、ウラキン、スジボソヤマキ♂、未だに同定できないミドリ二種などを。 明日もオナガ狙いで行こうかと。 こんにちは、 オナガのシーズン真っ最中ですね。 構図といい、色合いといいほれぼれする写真です。 Commented by Celastrina at 2006-08-01 21:52 x ふうさん 虫林さん 上の個体は羽化から1-2日経過という感じの鱗粉状態でしたが、下の個体は羽化後まもない瑞々しいもの。後翅後角部の橙色紋も下の個体の方が鮮やかなので、上が♂、下が♀なのかも・・・・・・。こうして前脚をたたんでいる個体は意外なくらい敏感で、かなり慎重に近付かないとすぐに飛びたってしまいます。 Commented by fanseab at 2006-08-01 22:47 オナガは未撮影種なので、こんな雰囲気のある画像を拝見すると、撮影意欲を猛烈に掻き立てられます。関西では珍品扱いですので、余計その思いが強いです。 Commented by Celastrina at 2006-08-02 01:26 x fanseabさん 確かに関西のオナガシジミは少なすぎてきびしいですね。 その点、青森は恵まれているのでしょう。でも私自身、オナガシジ゛ミが正午ころ短時間だけ林床に出現することに気付いたのは最近のことなのです。それ以前は高所をたたき出しながら運良く低所に飛来したオナガシジミを撮影するのが精一杯でした。 実は一度、朝7時から夕刻5時まで30分ごとに一本のオニグルミ大木周辺におけるオナガシジミの動きを調べたことがあります。本種は夕刻に活動するので、同様に日の弱い早朝にも活動して林床におりたのではないかと期待したのですが、残念ながら7時の時点では林床や周囲の灌木からも発見できず、11時50分頃から12時20分頃にかけてだけ下草に出現、その後は夕刻樹上で活発な飛翔活動を開始するまで姿を見ませんでした。この間、オニグルミからのたき出しなどの人為的な刺激は与えていません。問題なのは、全く採集していないために、林床に出現した個体について雌雄の判別ができていないことでして、撮影を重視して採らずにきたことの弊害だと反省しています。 Commented by banyan10 at 2006-08-02 11:14 オナガシジミは未撮影で、何度も生息地へ行っていますが、出会えていません。 今年は遅いかもしれませんが、今度は正午頃を狙って探しに行きます。こういう生態の情報はありがたいです。 Commented at 2006-08-02 14:19 x ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。 Commented by Celastrina at 2006-08-03 00:26 x banyan10さん
林床への日の当たり加減を考えると、どんな場所でも林下部に出現する時間帯が同じとは限りませんが、こうした事例が参考になって良い写真が撮れてくれれば嬉しいです。
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