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▲ 産卵中のフユシャクを自作レンズで腹面から(息子撮影) ゼフィルスの越冬卵ばかりだと変化が少ないうえに種類数が限られるので、今回はフユシャクを撮りに岩木山へ出かけました。 フユシャクは冬に出現するシャクガの仲間で、オスには翅があって飛べるのですが、メスの翅は小さくて飛べません。寒空の下を飛ぶというリスクはオスにまかせ、メスは飛ばずにひたすら産卵を続けるというのがフユシャクの繁殖戦略なのでしょう。 ▲ 産卵中のフユシャクをGRで (同上) ▲この日の岩木山 (同上) ▲ フユシャク撮影で体が冷えたので、岩木山嶽温泉名物の「マタギ飯」を (同上) by ze_ph | 2006-11-30 23:08 | Comments(6)
もうフユシャクですか・・・・。産卵は初めて見ました。 こちらはやっとウスタビガが出てきました。 雪化粧した岩木山に、綿毛をすっかり飛ばしたススキが微妙な季節感をかもし出していますね。 ze-phさん、いよいよ12月ですね。 撮影も防寒バッチリにして、体調を崩されないよう・・・。 フユシャクを探す上でのこつのようなものありますでしょうか。図鑑を見たところこちらではオオチャバネフユエダシャク(Erannis defoliaria)がいるようなのですが、見たことありません。どのような点に注意すべきでしょうか。天気の良い日に日当たりの良い樹幹を見ているのですが・・・ 今年撮影した写真をまとめて掲載してみました(http://homepage.mac.com/suzukiiieefrance/PhotoAlbum16.html)。感想お聞かせ下さい。来年はもっと蝶も撮影しようかと思っています。フユシャクの写真も撮りたいです。 Commented by Celastrina at 2006-12-03 23:29 x まささん ファーブルさん 私も産卵を見たのは初めてです。 天気が良かったことが大きいと思うのですが、産卵が撮れたのは運が良かっただけですね。 ファーブルさんの画像にはうなってしまいました。近日中にze_phが感想を私信すると申しております。 そうですか、運も必要なんですね、私もフユシャクの捜索続けてみます。 南仏にもゼフィルスはいるので、越冬卵も探してみます。 Neozephyrus quercusという種類なんですが、何食べるんだったかな。 Commented by Celastrina at 2006-12-05 22:52 x 南仏のケルクスシジミですか。昔Quercusia quercusとされていた有名種ですね。 Quercusia属といえば、かつては日本のフジミドリシジミQ.fujisanaとケルクスシジミQ.quercusの2種のみで構成されていたので、忘れがたい属名です。ケルクスシジミは種名のとおりコナラ属Quercusを食べるのではないですか。 ちなみに今日フジミドリは新属Sibataniozephyrusが設けられて、属の語尾が男性になったために種名もfujisana(女性)からfujisanus(男性)に変っています。 とはいえフジミドリの場合はブナ属Fagusに固有なので、食性を表す意味で新属名は"Fagusia"あたりにしたらどうかと言ったのですが・・・・・・ 有名種だったんですね、勉強不足でした。
フジミドリシジミの話も興味深くお聞きしました。 コナラの仲間は非常に多く生えています。あまりに多くて的が絞りにくいですが、とりあえず成体を見かけた当たりを探してみます。 このページ(http://www.eurobutterflies.com/species_pages/quercus.htm)では高い木を好み、あまり降りてこないということですから、卵も高い枝に産んでしまうのかもしれませんね。卵さえ見つければ、コナラは沢山あるので、飼育するにしても餌には困りませんが・・・ 幸運を祈っていて下さい、
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